へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

語ってみたい夢を見つける話・AIは論文を書くか?人工知能と将棋・DIYな研究機器の誘惑・微小管の安定化ペプチドNAPはAD治療ターゲットとなるか?

どうもスケールの小さいことを考えているとどんどん人間が小さくなっていけないようだ。
なにかを書いてはうんざりしていてもどうか、実に下らんことをくだくだ考えるいやな癖がついてしまった。
痛快に生きたいものだ

そんなことを思いながらグインサーガの最終回を何度も見返している
小説やアニメの人物に思い入れをするのもどうかってきはないではないけど、感情移入しないでどうしておもしろくよめるだろうか?
栗本薫というのは実に前時代的にペラペラ冗長にキャラにしゃべらせるものだが、これが非常にワクワクするのである。
グインとの別れの後でイシュトバーンのセリフ
「今に俺の声が世界に届く、今に世界中が俺を見る 俺はヴァラキアのイシュトバーン、忘れるな俺の名前を」
とか赤面覚悟で一度くらいほざいてみたいセリフである
夢ばかり見ていると馬鹿にされることもあるけど、本当は美しい夢はうらやましいものだ。
という歌があったような、Bump 0f the chickenのグングニルだったか。
人を正しく照らす、良い夢を見ようとせねばならぬ

そういえば東大薬学部の人工知能(AI)で薬の副作用予測なんて記事をみて、今後AIが書いた論文なんてのが出る時代がくるのかなぁと思ったりした、少なくともだんだん、手作業が減ってくるんだろう。
、同じようなテーマの永遠の一手という漫画を読んだのを思い出した。
[松島幸太朗, 伊藤智義]の永遠の一手‐2030年、コンピューター将棋に挑む‐ 上 (少年チャンピオン・コミックス)
囲碁も将棋もAIにほぼ勝てないようになってきたわけだけど、では人間とAIの共生の道はあるのか?
そんなテーマですが、結局はどちらも作るのは人間、ということで、熱い人間ドラマが繰り広げられるのです。
面白かったです、ちょうどいい長さですね。

さてまぁ年度末になってお金がキュウキュウである。
お金が余ったらあれを買おうとか画策していたものを買おうかかなり迷う日々。
これがAmazonに並んでいたりするから、もうポケットマネーでカッタロカ、と思うのである。
ちなみにYahooオークションでピペットマン売ってないかなぁ、って探したら、たくさん並んでいること。
いったい誰が売ってるのか、ちょっとブラックな気分にはなる。
大体は、研究機器の中古販売業経由であったので、まぁそんなものかと胸をなでおろすのであった。
あ、その手があったかーとおもって、研究機器中古販売業者のHPでブロット槽を探してみたが(買うのか?)、さすがになかった。
まぁいつか研究室を興すときには、中古って手もあるのは覚えておこう。
試しにメルカリでピペットマンを探しても出てきたが、そっとじ。
闇を感じるわ。

久しぶりにバイオハッカーHPを開いてDIY研究機材をほれぼれと眺めた。
DIYPCR、600ドル
家に帰ってPCR電気泳動、伊達と酔狂の極みではないか。
酵素は人工遺伝子で合成すれば簡単な奴は作れるだろうし。
久しぶりにみたら面白い記事が多かった。
後者は作れそうだしなぁ。
200ドルの組み立て遠心機とか、Amazonで売ってくれるなら買う・・・このスペックではいらんな。
DIY超遠心機とかやってほしい。
というかAmazonで試薬の輸入やってくれないかなぁ、実は海外では抗体売っているらしいけど。
もうF社やC社の価格設定には飽き飽きですがな。
安ければ魂売って、Amazonで購入するけど。

アミロイドではアルツハイマー創薬はならない、という風潮か、最近はタウの論文をちらちら見ることが多くなってきた。
もちろんアミロイドβも様々な修飾をうけるのだが、タウタンパク質はそれにもまして修飾が盛んであり、それが神経毒性、もしくはストレスのマーカーとなりそうなあたり、かなりそそるタンパク質ではあるのだ。
大体はこれらのたんぱく質が勝手に凝集してしまい、毒性を発揮するのだとするGain of function仮説で語られることが多い。
なんにでも意味があると思うことこそ危険なのかもしれないが、これらの生理的機能があるのか、そしてそれが病態に関与しているのか?ということをたまに忘れてしまう。
さて世にはActivity-dependent neuroprotective protein
略してADNPなんていう栄養因子系のたんぱく質があって、ざっと調べた感じでは核内で転写の調節を行っているようだが、どうもその中にNAPと呼ばれる8アミノ酸ドメインがあり、微小管の終端結合タンパク質との相互作用に関わり、またタウと微小管の結合を促進しているそうな。
これらの結合の強化により、神経保護作用(タウがない細胞の毒性は緩和しない)をもつとのこと