締め切り仕事が少し切れて、今週授業をやれば、後は勉強に少し専念できそう。
試験問題作らないとだめか。
と言っても一応確認したけど武田財団の奨励金は出せないみたいだし、まぁ一段落かな。
最後の授業は注目の新薬をちらっと紹介することにしていて、昨年の中枢系・内分泌系を漁ったりした。
ボルチオキセチン(ランドベック社→武田)
大うつ病適応
SSRI+セロトニン受容体調節セロトニン3 受容体、セロトニン7 受容体及びセロトニン1D 受容体のアンタゴニスト作用、セロトニン1B 受容体部分アゴニスト作用、セロトニン1A 受容体アゴニスト作用)
むかしはSSRIにさらにセロトニンアンタゴニストを付加したSARIというカテゴリが合って、まぁその亜型ともいえるか
ちなみにSARI代表格トラゾドンは確か5HT2拮抗作用がプラスなので、スペクトルが結構違う、最近は5HT7が精神系の薬物ターゲットとして流行っている気がする。
パーキンソン病適応(レボドパ慢性治療時の副作用であるWearing-off改善)
説明しているときりがないのでやめるが、レボドパ慢性投与時にモノアミンの分解活性の変化などで薬効が不安定になるのを防ぐ。
モノアミン分解酵素(MAOB)の阻害効果+グルタミン酸遊離抑制効果
MAOB阻害剤にセレギリンという薬があるが、細胞保護作用を加えたような薬かな。
セレギリン自体も神経保護作用があると言われていたが、ちょい曖昧だったかも。
脂質代謝異常症
スタチン系のコレステロール合成阻害にコレステロール吸収阻害(NPC1L1阻害)薬を配合したもの、配合薬も新薬カテゴリーではある。
異なる作用で肝臓のコレステロールを減少させて、更に体内のコレステロールを回収させる。
基本スタチンの効きが悪いときに使用を考える薬となるようだ。
後ラコサミド(てんかん薬)とかミロガバリン(神経障害性疼痛)なんてのがあったような。
まぁ眠くなったからまた調べてみよう。
あの薬は違う病気に効くんだ!ってニュースが多かった気がするな