一日中頭が痛かった。
ウンウンうなりながら論文の校正とかやってたけど、途中で諦めた。
まぁ調子悪いときはどうもならん。
なろう小説を読んでたんだけど、これはすごく見どころがあった。
商業展開したら買って支えてもいいや、っておもうくらいには面白かった、最近読んだファンタジーの中では人物描写が面白く、設定がかなり練り込まれている。
まぁ登場人物多すぎるのと、展開が重厚すぎて遅いので、本にしたらえらいことになりそうだが。
物語上ハリポタが頭に浮かばないではないが、ふりかけ程度ではある。
思い出すシリーズ、なんかあったっけ。
二大ポーターの一人、エレナ・ポーターとかどうかな。
いちばん有名なのが少女パレアナ、名作劇場アニメマニアなのだが、愛少女ポリアンナ物語ってシリーズが会って、良かった探し、という言葉が流行ったことがある。
古き良き家庭小説、なのだけど、あんまり有名どころじゃなく、スウ姉さんで言ってみよう
ポリアンナも全然悪くない、良かった探しをする前向きさには力をもらえる。
ただパレアナの青春まで読むと、ああ、こういう子は子供のままでいてほしかったなぁという残念さが出てくるのはいなめない。
読み物として面白くないとはいわないが、初作の良い所がおとなになって失われてしまう、成長って良いことばっかじゃないなって感慨があったりする。
さてスウ姉さん、おもしろいか、と言われると、読んだ当初はまだ若く、村岡花子が訳した中ではあまり読み込んでない部類になる。
ストーリーとしては、ピアニストとして嘱望されていたスウだったが、幼い弟妹のために夢を諦め、教師として生活するが、結構カツカツなうえ、弟妹はスウが働くのが当たり前という認識でわがままも多く、周りの理解も得られていないような日常が続く。
一年発揮して、再度ピアニストを目指す事を決意するが・・・のような内容
どちらかと言うと、状況に押される場面が多く、才能で世界を切り開くような爽快感はないので、若い人向けとはいえないだろう、じっさい昔読んでめっちゃ面白いとはおもわなかった。
これが面白いと言うとフェミニストには怒られそうな怖さもある、まぁ現代的価値観ではないとは思う。
ただ、今思えば、こういうヒトは昔も、今もたくさんいるんだろうなと思い、ちょっと切なくなる
夢があろうが、なんだろうが、どうしても選びにくい選択肢だってあるんだ。
人は夢で食べていけるとは限らないのだから
少し人生経験を積んだ人だと、受ける印象が変わるかも知れない
そうやって捨てたものの輝かしさはあって、日々の切なさはあるにせよ、踏みとどまって生きて得られるもの、満足感だってあるんだぜという事を示してくれる1冊ではある。
ロマンス要素はどんな感じか忘れたが、若干俺様てきな恋人だった記憶、スウには合うかも知れない。