へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

バビル二世に似ている(?)漫画ラグナクリムゾンを読む・雨はすべてを流し、休みでも課題(僕のせいじゃない)・清原の番組・アミロイドβ斑が周囲に細胞に及ぼす遺伝子変化の網羅的解析

ラグナクリムゾンという漫画の新刊を読んだ。

magazine.jp.square-enix.com

最近読んでる漫画の中ではダントツに面白い、とにかく展開が読めない。

適当に毒があって、伏線があって、それでも熱血。

ちょっとバビル二世が入っているのか??

続巻の出るタイミングが遅いので、毎回全巻読み直したりしている。

そういやバビル二世も、もちろん古いマンガなのでアラはあるけど、かなり面白い少年漫画だったなぁ。

 

母親が引きこもりになりそうで、連休中はちょっと連れ出しておこうと思っていたのだが、大雨がトラウマのようで、雨が激しくなったら止めるだの帰れだの、上げ下げが激しく、あきらめた。

 おでかけは

  ざんざんあめに

   ながされて

   

休みと言っても、あまり学生は待ってくれず、何らかの質問やら、課題作成やらが入ってくる。

むしろ休みにしか勉強ができないよくわからない学生らもいる、勉強が好きなのか嫌いなのか?

 おやすみに

  取り出す課題に

   首ひねる

まぁテスト一週間前なのに、わからなかったと言われるのも癪なので、一日に一回はそれらの対応をすることにしている。

 

多分良いとこもあって、彼らはメールすることに結構なれてきて(驚いたことにライン世代はメールなんて習慣が無いらしい)、いろいろな質問をしやすくなっている棚ぼた効果くらいはあるかもしれない。

案外、点が良くなるという希望的観測が成り立つのか、やっぱりだめなのか、勝負の金曜日である。

 ナンモンを

  こえろといのる

   キョウシかな

結構めっちゃ出来てると、悔しさと嬉しさがあると思う

悔しさは、もっと難しくすればよかった、である。

 

これだけ働いていて、定休だけはちゃんととらんかとお叱りを受けて、なんかめちゃくちゃ複雑な気分にはなった。

働き方改革とか、自由が云々いうが、年々制約が厳しくなるだけじゃないか。

と事務の人にいってもしょうがないから、適当に休みを8月中に入れるか。

 

Youtube石橋貴明のチャンネルを見はじめた。

これはおじさんキラーであまりなかったジャンルかもしれない。

清原が出てきて、まぁやっぱ僕らの世代のヒーローだから、頑張ってほしい、というのを石橋貴明が代わりに言ってくれる感じで、かなり共感してみてた。

勉強すればするほど、覚醒剤の影響を克服するのは難しいのがわかる

できれば周りに人がいて支えてくれるような環境にいてほしいものだが。

 

アルツハイマー病モデルマウスのアミロイドβ凝集体周辺でどのようなタンパク質発現変化が起こっているか、というのを網羅的に解析した論文がCellに出ていた。

www.sciencedaily.com

読もうとは思っているが若干、何が新しいのかという所が食傷気味

だいたい1細胞系の網羅的解析は、シグナル経路が見つかった!といって仮説で終わっているのだが、論文や視点によって結構変わるしフォローできん。

この論文ではアミロイドβが凝集して脳の中で異常構造物となったとき、周辺の組織でどのような変化が起こっているか検討しているようだ。

可溶性のAβオリゴマーが悪いのか、ギチギチに固まったAmyloid Plaqueが悪いのか、というのは後者が負けそうな勢いであったが、この論文は流れに逆行するのかな?

本当はAβプラークができる前の遺伝子変化のほうが重要だと思っている自分はいる。

まぁあれだけの構造物が脳に溜まって全く無事、ということもないわけだし、たしかAmylid plaqueはAβオリゴマーの供給源となっている、という話もあったような。

実際に脳にあるもの、そしてその周囲への影響を見ることは病態の手がかりになるのは確かで、それはもうCellだよね、としか言いようがない(かな?)

ある意味この系の仕事は力のあるラボが視点を変えて研究すれ論文がポコポコでそうだが、弱小だと網羅解析は辛く、格差が生じている。

学生が一細胞系やりたい、と言ってたがアイデアを磨いていいラボ探しなとアドバイスしといた。

自分でやるとはよう言えん。

とにかく解析の結果、大雑把にはグリア細胞系の遺伝子(またはグリア細胞での遺伝子変化か?)、オリゴデンドロサイトの遺伝子変化、というのがありそうとのこと。

個々の遺伝子は、既知のものが多く、あまりグッと来なかったかな。

CD63くらいかなぁ。

最近のAD脳での解析では、オリゴデンドロサイトにおける発現変化も注目されているから、その流れには沿っていると言える。