うーん。一週間前に試験をやるべきだった・・・
昨日は遺伝子を買うならみたいな事を書いてみたので、今日は抗体をかうなら、みたいな話を書いてみるか。
逃げの手を打てば、個人の印象なんでそこは了解で。
まぁ使ったことのあるいい会社の良いところしか書きませぬ。
このブログでも紹介したけど、横断検索する下記のサイトで論文によく使われる抗体を探すのが良いと思う
いろいろな条件をつけて抗体を検索可能。論文に使われているという情報だけではなく、どのように(WB?IF?IP?)使われていたのかの情報がある。
おお、昔よりだいぶ印象が変わった。
抗体会社も抗原に反応したらOKな、いい加減な会社が多い
Labomeはきちんと評価されている抗体の特集があり、そのなかでより詳しい抗体の使われ方等(希釈濃度とか)とかのっている時がある。
老舗、古いのはこっちのほうかな。
まぁ抗体は高いものだが、この会社はなんだかんだ信じても良いと言うのをならべてみる。
ABCAM羊がトレードマークの老舗。抗体を使ったプロトコルを公開する等、技術的なサイトとして見ることも多い。
KO細胞での評価など、HP使用例が充実しており、使えそうかはだいたい予想がつくハズレが少ない会社の一つ
あんまりキャンペーンははらないのは、自信のあらわれか。
価格設定は強気
よく使う抗体、は、この会社に関しては研究に直結するから書けんな。
MJF財団のパーキンソン病関連抗体(ABCAMが作ったわけではないだろうけど)が売られており、業界ではよく使われているんじゃないかな。
アルツハイマー病関連抗体が豊富、旧Covance(吸収合併だったかも)だったかな。
業界ではGolden standard抗体であるAmyloidβ抗体6E10、4G8(IP向き)が販売されている。
上のように定評があり、研究をする上で必須でここでしか買えない抗体が多い、神経系が強いと思う。
ここの抗体を買い続けるのは大変つらい、だが、なんだろうCovanceの頃からベンツ的な高級ブランド的イメージ。
今度どんな抗体出てくるかな、と思うファン的な興味がある。
若手研究者向けのトラベルグラントや研究グラントがある数少ない企業の一つ。
ちなみに7のつく日(だったかかな)に購入しないと値段がかなり変わることになる。
Cell signaling technologies(CST)
定番、自分が勘違いしなければほとんど間違いのない会社、大正義。
Rabit mabを大量に出している、マウスより強い反応性が特徴らしい
マウスモノクロつかって、もう一色行くか、って時に効力を発する
Rabitt mabがあるのはあとAbcamくらいかなぁ。
ここが良いのは各パスウエイ上のタンパク質の分類がよくされており、それらに反応する抗体キットを売っているところ、新しく研究をしたい時に便利。
ややキャンペーンは意味不明なやり方をするのだが、まぁ自信の現れかなぁ、これも。
よく使う抗体は、Myc (9b11)、定番の9E10より反応性は強い(WB)と思う。
あとはRab類の局在マーカーも特異性は高い物が多い。
ちなみにこの会社が運営しているPhosphosite Plusはタンパク質の修飾部位を探すのに良いデータベースである。。
プロトコル集も充実、またこの会社ならではの技術的なキットも多く販売している。
最近よく使うようになった。
全部ではないが、HPでノックアウト細胞までつかった評価がのっているなど使用例が充実しているものも多い。
買ったものはほぼほぼ満足しているはず。
この会社の良いところは、これも全部ではないが、20マイクロリットルくらいの少量スケールから買えることである。
100ulかって外れ’(70000?)だと大変がっかりするが、20ul 20000円弱なら、まぁ試してみるかなぁという取っ掛かりやすさがある。
そのあと100ul買うとき、割引が効くのも悪くない。
まぁよくキャンペーン貼ってるので、それで相殺されていることも多いが。
かなり特異性が高く、強い(WB)。