へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

頑張ってもあまり変わらないものたち・免疫抑制剤を勉強する・APOEはコロナウイルスの重症度に関連するか

うーんテスト第1回目終了。

まぁあんまり入れ込んでも入れ込まなくても大体落ちる人数は同じ。

点数自体は結構上がるんだけど。

最近アクが強い授業になってるから、嫌いで見ない人もいるのかもしれないなぁ。

無難に授業をするべきなんだろうけど...やってて面白くないしなぁ。

 

新しい科目に異動することになり、勉強を始める。

今年度までやってた内分泌は面白かったけど、まぁ上司も言ってたけど簡単だよね。

授業のポイントが示しやすくて楽だった。

楽はしてもあまりいいことはないから、今年も少し積み上げよう。

勉強したら面白かろう、とおもって免疫炎症から始める。

はたらく細胞にみんな書いてあるなぁと思いながらFK506とか、シクロスポリンとか眺めてた。

まぁFK506はよくこんなの見つけたよね。タクロリムスか。

https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9103/9103_yomoyama-3.pdf

ゲノム創薬がどうこう、ラショナルデザインがどうこう、とはよく言うが、結局セレンディピティにかけて、網羅的に探索することで見つかるものは残るだろう。

生体条件は複雑である。

タクロリムスはFKBPというシャペロン機能を持つたんぱく質とカルシニューリンの仲立ち分子として働き両者の結合を促進することで、カルシニューリンの脱リン酸化機能を抑制する。

cyclospolin and fk506

カルシニューリンの機能が落ちると、転写因子の核移行性が低下し、T細胞などの免疫細胞の機能が総じて落ちる、という結果になる。

免疫抑制剤の歴史も結構面白い。

急性の拒絶反応は抑えきれないので、最近は抗体医薬、IL-2をパクっとやるバシリキシマブなんかがある、学校にいるときにはこんな薬の話あったかしら。

薬は、年をとればとるほど増えてくるから、薬理はどんどんヘビーになる気がする。

 

私大の教授職の求人があったから覗いてみたが、某資格が必要とあり(まぁあたりまえだよね)、これを取らねばと誓うのである。

でもけっこう大変だよね。

ちまちま進めないと。

 

うちの弟子が大分エンジンがかかってきて、論文をザクザク書いて持ってくる。

うーんわからん、この直しであっているのか。

いまだにいい文章って何かわからん。

といっても最近、自分で全部書いたり実験するより、弟子がやってくれる方が精度が高い仕事ができることが理解できた。

多分全部自分でできると思ってやってしまってるから、実は散漫になってるのだろう。

集中して~を解決する!と2,3個の課題に集中するべきではある。

 

 

あるシグナル脂質の仕事をしているんだが、どうもCOVID関連の論文が引っかかるようになってきた。

アルツハイマー危険因子も絡んでるんだという論文もあり

academic.oup.com

ちょっと実験したほうがいいんじゃね?とおもったが、怖いわ、やっぱり。

気管支系の細胞でも持ってきて、炎症反応に対する実験とかすればいいのかな。