最近頭痛がひどくて困る。
目が悪くなってるのかなぁ。
一日お~調子いいわって過ごせる日が少なくなってきた気はする。
まぁでも日曜日に吉備津神社に祈りに行った甲斐があったのか、弟子がある奨励金をもらえることになり、わぁいと走り回ってたら、いつの間にか頭痛も引いていた。
ちょっと余裕を持って学振に邁進できるぞ。
学生となんでか漢詩の話をしていた。
意外に色々覚えているものだ、漢詩って国語かなぁ、って思うときもあるが、まぁ素敵な詩が多いのも事実
床前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
最後の委員会の仕事を人が変わったかのように片付ける。
最初から仕事しろって感じではある。
なんというか他の委員会の人を見てると、僕なんかとは違って落ち着いてよく考えてるなぁってイメージしかない。
思いついたら即行動的な落ち着きの無さがどうしても拭い去れんからなあ、基本的に
まぁ嫌いになりきれない仕事ではあった、少しは役にはたった気もするし。
サボらなかったとは言わんが。
なかなかバランスは難しいよな、と思う、授業とか委員会とか頑張るべきなんだけど、たぶんわかりやすい成果は研究にしかない。
ある程度切り捨てて研究に邁進するのは効率的にはまったく間違っていない。
でもよっぽど強くないとどこかで走りにくくなってしまう、まぁなかなか組織の中でアウトローでいられるわけじゃないんだなぁと思う。
そろそろ授業が始まる。
以前自分が撮像した授業を見たんだけど、もうがっかりしてしまってさっさと切ってしまった。
全然だめだなぁ
もうちょいペラペラ喋ってる印象なんだけど、結構つっかえるのね・・・
なかなか理想の授業って遠いよなぁ。
勉強すればするほど伝えたいものは増えるんだけど、それ全部説明してたら学生はアップアップしてしまうし、系統だって喋ったことにもならない。
メトクロプラミドとジフェンヒドラミンの組み合わせで片頭痛がより改善する、というニュースをつらつら読んでた。
どうでもいいんだけど、Doubling down on headache painの訳は、頭痛の痛みを二倍にすると訳されてしまうので、どうもこのヘッドラインは誤解を生みやすい。
多分Doubling down(二倍がけ)なので、2薬の組み合わせで頭痛に対処!と言いたいらしい。最初なんか副作用の話かと思った。
こんな話は薬理学を教える前はあまり興味なかったよなぁ。
メトクロプラミドは末梢で腸の動きを改善するドパミン拮抗薬の一つ、化学受容器引き金帯という吐き気に関わるドパミン受容体の機能も止めるので吐き気どめにも使われる。
牡蠣の食中毒でいが動かなくなったとき、似たような薬であるドンペリドンを処方されたわ。
あんまりこういうときメトクロプラミドは処方されないのは、たしかBBBにメトクロプラミドのほうが行きやすく副作用が起こりやすいという理由だったか。
逆に言うと中枢でもメトクロプラミドは働くことができる、片頭痛には吐き気どめで使われていると思っていたけど、もう少しポジティブに痛みどめ作用もあるみたいだ。
論文的にはメトクロプラミド単独静注では、精神的な焦燥感等出てくる可能性があるため、ジフェンヒドラミンのヒスタミン拮抗により鎮静効果を期待したとのこと。
単剤より大きな改善が期待できるようだ。
へ-と思いながら論文を色々調べてみると、メトクロプラミドは、トリプタン製剤等でも併用による鎮痛効果の亢進が見られるようで、さて?
この組み合わせが至高なのかどうかは、プラセボと比べてもわからんよなぁ。
まぁ最近厳密な証明ばっかり追い求め過ぎなのかもしれん。