へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

残っていくもの・狭心症の授業・かわいい?iPS

最近見つけて、人の研鑽とはすごいなぁと思った動画

www.youtube.com

プロになると記憶している領域が常人とことなるんだろう。

うまいのかはわからないけど、おセンチにも心に響く踊りであった。

プロの仕事をして、なにかを人に残さんといかん、どれだけ時間があるのか。

老齢は明らかに迅速なり。
われらに必要以上に迅速に切迫す。

 

遅れに遅れた授業の再編をやっていたんだが、日曜日が丸つぶれ。

なんか最近休んだ気がしないなぁ。

多分早朝に高血圧の薬が切れているんじゃないかと思うんだけど、すごく息苦しさで目が冷めて、ちょっと動悸があるような感じで目覚めが悪い。

まぁ、まぁ、まぁ、付き合っていくしかないからなぁ。

そのうち、もうちょいなれてくるんじゃないかとも思うんだ。

 

それでも頑張ったかいが有って、少しはわかりやすい資料ができた気がする。

来年くらいになったらもうちょいかっちりできるんだろうけど、今年はお互いがまんしてもらわんといかん。

心血管はおもしろいなぁ、自分が学生時代にもっと勉強しとけばよかった。

心臓の、血管の、腎臓の、脳のそれぞれの主張のすり合わせ、合衆国へのへのみたいなもので、脳が偉そうにしているけど、いらない臓器なんてないのだ。

まぁ怖いのは、プロ的に論文をめちゃくちゃ読んできたという領域でもなく、教科書の常識は本当に今の常識なんですかって怖さがある

狭心症の新薬ってあるのかなぁといろいろ調べてみた、めっちゃ変化球だけどPCSK9抗体は心筋梗塞などの心血管イベントの発生率をかなり下げるとか。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1615664

LDL受容体分解阻害活性だからスタチンとは作用点がやや異なるが、同じシグナル上には乗る

狭心症の(再発)予防にスタチン類を使うことが多いはずだから、まぁそれはありだよね、ということにはなる。

スタチン+PCSK9という治験らしいけど、結局PCSK9単独でもより優位なんだろうか。

まぁ硝酸薬は勉強すると、狭心症にぴったりな薬なのはわかる、最古にして最強。

心不全は新薬が結構熱い。

まず糖尿病薬のSGLT2阻害薬の適応拡大が始まっている。

大きくは利尿効果による前負荷の改善と見るが、心臓への直接作用もあるそうだ。

 

サクビトリルバルサルタンは、カテゴリー的には配合剤なのかな、バルサルタンと、ネプリライシン阻害薬であるサクビトリルを1:1で結晶構造内にもっているとのこと。

バルサルタンはアンギオテンシンIIの受容体拮抗薬で既知の作用だが、ネプリライシンはちょっと新しくて、心臓のもう働けませんから血圧下げてくださいシグナル、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の分解を抑制し、まぁ心臓の悲鳴がよく聞こえるようにしたような薬物と言える。

ANPとレニンアンギオテンシン系も、お互いを抑制し合う仲だし。相乗的な効果が期待できそうだ。

どうでもいいけど、この薬物名を覚えさせるのは骨が折れそうな気もする。

 

あとはイバブラジンこれは理解するのが骨が折れた。

HCNチャネル遮断薬

hyperpolarization-activated cyclic nucleotide-gated (HCN)チャネルは、細胞膜が過分極することで開く非選択的陽イオンチャネルとのことである。

ナトリウムチャネルを遮断するのと同等なのかな、と最初おもったけど、そうか洞房結節は、ナトリウムチャネルではなくカルシウムチャネルが起点になっているから、普通の膜電位変化と違うのね、ナトリウムチャネル遮断薬無効だったわ。

カルシウムチャネル遮断薬より、軽度に洞房結節の興奮を抑制できるようなかんじか。

なるほどうまい、カルシウムチャネル遮断でも、ペースメーカーたる刺激伝導系の抑制はできるが、心筋や、血管への影響も大きい。

HCNをターゲットにすると、よりペースメーカーに焦点を絞れるようだ。

あれ、不整脈治療薬の話だっけ・・・

どうも、そうか、なるほど、心不全時に頻拍になるケースが死亡率が多いので、それを防いで、心臓を休ませている感じかな。

心不全でもHFrEF(拡張不全、であってたっけ)をねらってるらしい。

おもしろいなー

 

そういや、どうしてもやってみたくて、とうとうiPS細胞に手を出した。

なかなか維持費用が洒落にならんくらいかかる、手汗をかきながら仕事をしている。

これは基盤Cでできる仕事ではないでござるよ・・・資金もとどっかで稼がんと

またこういうときに限って、コーティングがうまく行かなかったりするからなぁ。

どう考えてもリバイスに間に合わん気もするんだけど、死ぬ気で24時間働いたらなんとかなりそうな気もする、破滅型へのへのもまだ健在であったりするのだ。

最近昇進して偉くなってしまった(失礼か・・・)先輩と、机を並べながら徹夜で実験レポートと、論文紹介の準備をしていた時代をよく思い出す。

若かったなぁ、もうどうしても徹夜はできんわ。

読み会の論文探して寝るか・・・