鳥取で買った干物が美味しかったので、海の幸王国岡山で買えぬはずがあるまいと、岡山のブルーラインとよばれる道をたどりながら、海の駅回りをした。
日生の海の駅しおじ
五味の市
を巡ったのだけど、この季節は牡蠣一択らしく、干物なぞござらん。
加工食品だから、魚市場行ってもだめなのかなぁ。
殻付き牡蠣を買ってきて(1ダース1500円だった)、さてどうしようかしらとおもったのだけど、無理やりデロンギのホットプレートで焼いてみた。
半生な気がして、よく当たるので怖かったけど、まぁ美味しい食べ方の一つではある。
結局、スーパーしかないかなぁと思って、父が昔好きだった店に行ってみた。
まぁそこら中にあるハピーマートよりは干物は多かったので、いそいそと買い込む。
干物ってどのくらい持つのかしら。
査読がどんどん来る。
RO誌はこの前やったばっかだけど。
Elsevierのよく知らない雑誌から来たから、とりあえず受けたけど、レビューの査読だった。
読むのめんどくさいんだけど、まぁ勉強かなぁ。
勉強計画で色々読んでたんだけど、この論文が面白かった。
細胞はストレスを受けると、ダメージを受けた状態をある程度維持できるようにいくつかの反応を示す。
特に新規のタンパク質合成は状態の維持には向かないので、ストレスグラニュール(SG)という、まぁなんだろう、ジュースの中のタピオカ?みたいな区画に、翻訳に関わるようなタンパク質とmRNAあたりをガチッと固めてテンプルで、動かないようにしてしまう。
そうやって、ストレスをやり過ごし、状況が改善したら、タピオカとは違い、ぱっと乖離して合成をもとに戻す。
というところで、統合的ストレス応答、だったかな、結構様々なストレスで同じように起きるシグナルによりSGが形成される。
しかし、SGの働きはもっと多様かも知れないというのが本論文のキモ
我々の細胞内小器官は膜によって袋のような形で区分されているが、色々なストレスによって、風船が割れるような膜構造の破綻が起こる可能性がある。
何が起こるかといえば区画化して外に漏れていなかった、溶液、とくに細胞の分解に関わるようなリソソーム(酸性)の成分が流れ出ると、細胞には大きな障害になる。
SGは一部膜に結合しやすいことが知られていたが、どうも膜の破綻と内容物の露出を検知し、その穴を塞いで時間を稼ぐような性質を持つらしい。
時間を稼いでいるともっかい膜がバックリ穴ごと食べて、もとに戻ることもあるらしい。
しかしSGを形成できなくなるようなG3BP1/2のノックアウトではエンドソーム・リソソーム障害の再生機構を失ってしまうことが示されている。
系がきれいで、論理だった良い論文だった、かなり面白い。