諦めたら試合が終了だけど、諦めなくても終了な時もある、日々を食いなく生きなくては。
取り敢えず体裁は出来たので、一度意見を聞こうと共著者に送り、少し休憩しています。
一日休んだら、少し読みなおす元気が出てきて、チラチラ見ているけど、文法がなぁ。
完了形が嫌いでいけないな、って思います。
今年は科研費で苦しんでいる人を尻目に少し楽ではありました。
皆そろそろ切羽詰まっていて、触れるものはキルぜ（Kill?)って感じでめったにメールも出せません。
Kわっちくらいです、付き合ってくれるの。
Natureをみてたら、三次元カルチャーでアルツハイマー病モデルを作ったぜってニュースが。
これまでアミロイド凝集まではモデルで作れたのですが、その後に起こるタウタンパク質の凝集が再現できない、そこで、ヒト神経細胞で三次元カルチャーをしたところ、凝集性の高いアミロイドプラークが形成でき、タウタンパク質も高度にリン酸化され、凝集した、ということで、モデル的にはアミロイド仮説ばんざい。
まぁウイルスでガンガン変異を発現させるんですけどねー。
人工的なんですけどねー。
とか思いましたが、純粋に面白いところはいっぱいあります。
ミリポアも不死化神経前駆細胞は、ずっと注目していたんですが、先を越された気分でいっぱいです。
まぁ購入できたとしても、同じ事出来る気はしないですけどね。
でもプライマリーやるより効率良さそうだし、株化しているあたり、実験が再現できそうだし、魅力的な系かと思います。
パーキンソン病は腸から始まる？そんな話もあります。
そういえば、腸の交感（？）神経系にパーキンソン病の病因物質αシヌクレインが貯まるって話を大先生から聞いた覚えがある私。
結構意味があって、末梢神経にたまったSynucleinが伝達系を伝わって、脳内における凝集核になるって話もあるみたいです、ほんまかな。
この論文では動物の腸にヒト患者から取った凝集αSynuclein、またはリコンビナントでとった凝集核を打ち込んだ所、脳幹までたどり着いた、みたいなことが書いてあり、運動神経において軸索輸送される事もしめされているようです、仮説の検証ですな。
おもろいけど、人ですごく時間がかかる現象がそうそう再現できるんかいなって気はしますな
日本では倫理的に出来なささそうな実験やな。
