へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

明けてしまった・読めない英語の好感度・がっかりな結末・神経科学の10大ネタ?かなぁ今一

ん?あー書いてるうちに明けてしまった。
まぁ別に皆さまこのブログ今年もよろしくしないでよろしいですぜ。
サイエンスと無縁な楽しく幸せな新年をおくってくださいませよ。

うーん、レビューをやってるけど、おおらかに見るつもりでも、不親切な論文は許しがたいところはあるなぁ。
普通に読んでいてわかりにくいと途端に好感度が下がってしまう。
自分でも気を付けよう。
足りないところばかり目をやってしまうのは悪いところではありますけど。

ねんまつのんびりたき火をしたり走ったりです。
ナルトを最後まで読んでおくかなぁとおもって、最後の十巻くらい購入して読んでみました。
まさしく微妙としか言いようがない、なにその後出し設定の数々。
長く続けて面白くなるものもあれば、面白くならないものもありますな。

さて最後に年末サイエンスネタでもやりますか。
NEMJのレビュアーが選んでるので、当該ジャーナルにのったものだけ?
いやもっと他にもあったやろうといいたくなる分子生物学者でした。

さていきなり知らないですね。脳梗塞にたいして、血栓を取り除く療法が神経の予後に良い効果を示すかというのは原理的には良さそうなのですが、治験ではそのような結果は出ていなかったとのこと。
その理由として、血栓のない患者を含む治験であった、第一世代の血栓除去法が用いられていたことが考えられていた、とのことで、実際に血栓のあることが分かっている患者に新世代の治療法を使ったところ、良好な結果が出た、とのことです。
こういうやり方だとバイアスはかかりやすいんでしょうけどね、理屈には会うのかな。
  
パーキンソン病の初期病態についての解析
診断の二年前・・・軽い震戦
診断の2~5年前・・・バランス不全・便秘・低血圧・勃起不全・尿障害・めまい・疲労感・うつ
などが表れやすくなる、そうです。
ドパミンが少なくなって中枢性の精神症状が出るほか、なんとなく末梢神経の障害が起こり始めているというところがポイントですかね。
診断に役立つかはちょっとわかりかねる。

薬剤耐性てんかんは外科的脳切除で改善する場合があるのですが、専門医に照会するのには抵抗がある医者が多い、というお話ですかね?
正しい知識を持って、薬剤耐性てんかんを定義し、Surgeryの必要性の選択をしている神経医は少ない?
うーん、まぁそうね。

大規模な神経疼痛の解析
ファーストチョイスが、  tricyclic antidepressants, serotonin–noradrenaline reuptake inhibitors, pregabalin, and gabapentin
セカンドチョイスがリドカイン、まぁあまり詳しくはないです。
急性の片頭痛が効かない患者は、慢性的な片頭痛に移行しやすいらしい
  
この辺になると興味はあるな、ALSのバイオマーカー
Neurofliamannt light chaneの血中量増加がALS患者で見られ、症状とよくリンクしている?
ALS患者をほかの病気とより分ける、診断を早期に行える、というところから、治療にやくだつのでは?とのこと。

うーんわるいけど興味ない、はてなが題名につくとどうにも。
梗塞後のてんかん症状というのがUSAで多くなっている?
EEGという機械?でてんかん症状が予測できて、cEEG(高価)を使う患者さんは増えているのに対して、死亡率はほとんど変化しておらず、現状の治療対効果に疑問ありということか。  

グルココルチコイド投与による多発性硬化症治療、静脈注射?経口?
医者に聞いてくれ、ってきがしますが、君の選択によるってなんや。
まぁ治療効果は投与方法にあまりよらない、副作用も似たようなものって感じ?
  
動脈瘤診断につかえるプロトコル
ようわかりませんえん。
  
べつにプリオンが多系統萎縮症にかかわっているというはなしではなく、αSynucleinというパーキンソン病でもたまるタンパク質が凝集するαーシヌクレオぱちーという病気の一つとして多系統萎縮症があるのですが、αSynucleinの凝集状態が神経間で伝播していくというはやりのお話です。
MSAでは伝播があるが、パーキンソン病患者からとったものにはなかった?てな趣旨らしいです。
うーん別の論文ではそうはいってない気がしますかね。