へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ラストハッピーな悪役の悲哀・ツタの頑張り・5HT6シグナルとmTOR新たな統合失調症・自閉症のターゲットとなるか

イメージ 1
ローソンにて
ラストハッピー賞である
なんて幸薄げなネーミング
賞品がダースベーダーの何かってのもなんか涙を誘うんだが
イメージ 4
かしげたクビが哀愁を誘う
闘争がないと悪役もヒーローもただの人ということでしょうか

風邪症状がひどくなって,割と自信をもって風邪を引いていると言えるレベルになってきた。
あ、やっぱり風邪だったんだ、るるるー
微熱が続いていると、なんか職場に行きたくないだけの心因性症候群ではないかと半ば疑ってしまう。
喉が痛いし、頭が痛い。
昨日なぜウエスタンを仕掛けてしまったんだ・・・体を引きずり学校に向かう
とりあえず風邪薬を行きがけに買って浴びるように飲む。
最近NSAIDSを飲み過ぎて胃も荒れてるし、なかなか良いとこなし、体重は2キロ減ったわ
科研費火曜日までにかけるかなぁ

イメージ 2
J大のある通路。ツタの生い茂る壁を目指して毎日水をやっているのを見ます。
つたもちょっとハードル高すぎね?って思っているのか、しりませんがなかなか成長した様子はないです
イメージ 3
ドーピングの跡もあるんですがね-

EMBO Molecular medicineのセロトニンレセプター(5HT6)によるmTORシグナル調節と統合失調症の関係って記事が結構個人的に面白かったです
あんまり読む気も無かったんですが、293細胞に5HT6を発現させて結合蛋白質を取るという、なかなか膜膜しく、かつ生化学っぽいところが自分的に好評で
統合失調症の症状は古典的にはドパミンシグナルの異常でとらえられることが多く、多くの治療薬はドパミンシグナルの調整に重点をおいた物であります。一方でドパミンシグナル的な気分障害以外にも統合失調病患者は認知機能の低下を示す事が知られており、この症状はドパミンシグナル系では完全には回復出来ません。
最近では他の受容体シグナルについて解析が進んでいるのですが、注目株はセロトニン受容体かもしれません。
中で5HT6や5HT7のアンタゴニストについては認知機能を改選する事が知られていましたが、その分子機構は明らかではありませんでした。
このグループは5HT6が特異的にmTORシグナルコンプレックスと結合する事を示しています。
イメージ 5

またmTORシグナルを阻害するRapamycinは5HT6アゴニストによって引き起こされる認知機能の低下などの行動異常を改善でき、また統合失調モデルマウスの認知機能を改善できました。
これらのことからこれら二つのシグナルには関連性がある物と推測されました(ほんとかな・・・)
ま、まぁでもこういう研究好きです。
293細胞(腎臓細胞です)って所がトリッキーですけど、始まりはこんな所から入っても良いんじゃないでしょうか。ちゃんと脳で結合示してますしね。
逆に言うとmTORシグナルが関わっているようなAutismやFragile X Mental disorderでも5HT6が創薬作用点になるわけで、結構注目すべき論文なのかもしれません
個人的には事情があって5HT7押しなんですけどねぇ

ああ、寒気がぞくぞくしてきたぜ、早く二次抗体インキュベーションおわらねーかなぁ