へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

乾いていく・初心者のための多分Photpshopを使った多分ウエスタンブロッティングの多分Figure作成法多分

イメージ 1
そんな感じ
夜中に起きたらなんか喉が痛くて眠れないなぁ

Figureだけ作ってめんどくさくてほっといていた、PhotoshopでImmuneblotting(ウエスタン)のFigureを作る方法というネタをやってみることにする。
まぁ別にたいして面白い技術を紹介するわけではなく、自分のやり方を書いていくだけなので、批判、お勧め技術などあったら教えていただきたい物です。
というか上級者は多分参考にならないので流して

さて、論文に使うようなWesternのFigure、どのようなプログラムで作製するか、選択としてはパワーポイントもあります、パワポイの場合はそのままプレゼンに使えるメリットはありますが、反面解像度のコントロールができず、いざ論文用のデータを作ろうとするとピンぼけしたような物になりやすいです。
Photoshopは図形などの添加には小回りが利きませんが、解像度がコントロール出来る点が有利であり、最終的に自分が論文書くことを考えると、Photoshopでいつも図を作っておく方が手間が省けると言う物です。

以下の作り方はレイヤーを極力残した作り方を推奨しています。
その方が後々の修正が簡単であるからです。
うるさいPIの修正要求を軽く乗り切って出来るところを見せてやろうじゃないですか。
さてTiffのような生データがある物とします。
例はIPの確認に使ったデータです
イメージ 2
さて論文で見せたい領域は絞りたい(PIには生データを見せて下さいね!)、というのも抗体は目的のバンドのみに反応するわけでもなく、残すことによって読者を混乱させてしまうデータもあるのです。
さくっと範囲ツールで四角に囲ってコピーしましょう
イメージ 8
ファイル→新規作成をクリック、新たなデータとしてコピー領域を設定します。
ここで大事なのは解像度を設定しておくこと。72DPIはだめです
図の容量としては軽くなるのですが、論文のFigureは大体200DPI~300Dpiで作るよう雑誌の規定があります。
解像度を軽く作ったものを後で重くすると、すっかすかの図になるので注意。
僕は一律300DPIから始めます
イメージ 9
さて貼り付けてみたけど、なにも付け足すスペース無いわ、ということでイメージ→サイズ変更によりキャンバスサイズを広げてみます。ひらけスペース!
イメージ 10

イメージ 11
ということでシャキーンと開きました。最終的にはもっと小さくしても良いんですが、僕は大きめで始めます。
さてウエスタンって白黒データで背景と見分けがつきにくいので、僕は境界線を付けるのがお好みです。
画面左の矢印ボタン(移動ツール)設定で一度貼り付けたイメージをクリックして選択、さらに右クリックすると色々表示がでてきますが、「レイヤースタイルを編集」をクリックしましょう。
イメージ 12
小さくて申し訳ないですが、画面の中に境界線という項目があります。この境界線にチェックを入れるとレイヤーの周りを囲むことが出来ます。設定値は2がお好みですが、お好きなように

さて私下記のようにレーンも上に線をいれて定義するのが好みです
しかしレイヤーが別々になってしまい、いざFigureを移動したいとき、一個一個動かすようになりめんどくさい
イメージ 13

そこで上の図ですが、右下のレイヤー欄について関連性を付けたい(グループ化したい)レイヤーを、コントロールキーを押しながらチョンチョンチョンと選択します。上の図で上の3つのレイヤーが選択されているのがわかるでしょうか?
この状態で右クリックし、出てきたウインドウからレイヤーをリンクというのを選ぶとグループ化できます。
イメージ 14
さてではもっとレーンの説明を加えていきましょう。文字ツールで上に書く文字を作って、レイヤーを90度回転。
背景を全部回転させるとちょっと悲しくなります。
イメージ 15
さて、出来るだけ文字ツールのフォントあわせや拡大縮小を使ってレーンにあわせることを推奨(文字データが残るから)しますが、それでは合いにくい場合はラスタライズを行います
レイヤーからラスタライズを選んで下さい
イメージ 3
そうすると同一レイヤーないでも文字や図の一部を動かすことが出来るようになります。
この場合左の文字と移動ツールで選択した右二つの文字は、同一レイヤー上にありながら独立して移動することが出来ます。
一方で文字ツールとしてはその後編集出来なくなる(フォントを変えるとかできない)ので最終手段かなぁ。
同一レイヤーの一部をカットしたい時にも良く使用します。例としてサンプルのないブランク部分を切り取りとか

イメージ 4
さて別に応用でもないですが、ひとまとまりのデーターができたら、忘れず先ほどの要領でグループ化しましょう。レイヤーが多くなると見分けにくいからのう。
グループ化することにより、一緒に移動させることが可能になり、編集がしやすくなります。
レイヤーにいちいち名前を付けるってのも手ではあります

さて、一番始めのFigureに戻ると、下の方のバンドもIPされていることがわかります、ということでその領域もコピーペーストして付け足す事にします。
境界線付けるところまでは同じ。しかし薄い。
最終手段としてコントラストの設定をしてみましょう。
ただし最近コントラストの変更についてはシビアに見られていますから、自分では露光を変えた多くの生データを用意し、出来るだけ編集しないという方針にしています、あまり推奨しません
画像編集→ライティング→明るさ・コントラストを選択
イメージ 5

下記のようなウインドウが開くので、操作して見ましょう。
明るさを下げるとバンドがくっきりする場合が多いようです。
イメージ 6
さてある程度できたらVerということで画像を統合せず保存しましょう。画像統合して保存するとレイヤー消えちゃうのでもったいないですよ。
絶対レイヤー残す方が後で修正しやすいです。修正を加えるごとに日付Verとかにして前のバージョンも残しておくとベスト

しかし、そうはいっても最後に論文に載せたり、パワポイにのせるには統合化が必要
レイヤー→画像を統合します
イメージ 7
統合したデーターの余白は、キャンバスサイズの変更で出来るだけ削除します。データーが軽くなるし、操作しやすくなるので。
そして名前を付けて保存をしてTiffデータ等にすると良いと思います。
Figureの名前ですが、僕は生データの日付とかも入れることにしています。
結構ばらばらに付け足しすると、生データとの照合がし難くなるので、そうしておくと便利ですよ。

まちがって上書き保存するとレイヤー消えちゃうので、Undoでもして元の状態に戻して再保存しましょう。

まぁこんな感じで誰得のFigure作製編でした。
え?もっと効率良い方法があるよとか、この作り方はいかん!(良くあるんだけど)というのがあったら教えて下さいませ。
自己流だからなぁ。間違ったやり方を喧伝してなければいいけど。

次回パワポイで略図を作ろう編を予定してますが、いつになる事やら。