へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

頭痛しヘルプ!・火弾・ImageJへの道・Parkinson病は輸送障害で説明できる?・・アルツハイマートリプル・

今週は頭痛から自由になれませぬ。
顕微鏡覗き込んでいるのが悪いのかなぁ。

源氏物語を読みたいと思って、つい「あさきゆめみし」をポチッと落としてしまいました。
光源氏藤壺の宮も紫の上も~も~もみんな同じ顔です。
恐ろしいことに原作の話からしてみんな似たもの同士ということで、差別化には苦労があったみたい。
血筋が濃いとみんな同じ顔になってしまうという当時の状況を反映するのかもしれませんね、とくに摂関政治のあたりは、天皇家藤原氏家系図がまさにタングルドウエブ。
まぁこんなにもてたいとは思わないけど、一人くらい何とかならなかったのか。

久しぶりにファイアーボールって動画を見てました。
恐ろしくシュールですが、色々な暗喩がたくさん隠れているそうです。
実はデズニー
ニコニコ動画で見ると色々コメントが書かれていたりします。
暇つぶしには持って来い、かな。

さてさて、そういえば最近統合TVでフリー画像解析ソフト、ImageJの解説が始まっております。
見かけに比べて、かなり高性能多機能なソフトですので、色々使い方を覚えたいところです
英語で良ければ色々Youtubeにおちてるんですがねぇ

サイエンスネタもすこし
パーキンソン病がEndosome-lysosome系の分解/輸送異常で説明できるかも、って論文がNeuronに出ていました。
僕の研究室のOBも関わっているので(うらやま?)、ちらり読んでみましたさいしょのフィギュアのインフォマティクスで死にかけましたわからんなにこれ?
なんだろう、多分間違ってるけど、まだ神経変性疾患にかかっていないヒトの前頭葉皮質において、遺伝子の発現変動を、パーキンソン病の危険因子に注目して解析していく。それぞれのリスクの変動と連動して動くパーキンソン病変動があるか?って探すと、LRRK2とPARK16と言われる未同定の危険因子エリアがよくリンクする。
たぶんね。健常人調べてるのに危険因子って意味不明な上に、前頭葉皮質で解析ってもっと意味不明なんだけど、まぁいいやここはそんなに重要じゃない
そして調べてみると、PARK16部位にあるRab7Lというタンパク質の表現型がLRRK2の変異効果(神経の軸索伸長の阻害)によくリンクする上に、LRRK2とも結合する、バンザイナソは全てつながったぜ爺ちゃん。
そしてLRRK2変異やRab7Lの機能損失は、もう一つのパーキンソン病関連遺伝子VSP35というタンパク質運搬機能に関わるタンパク質の機能を低下させる。
ということですぎるくらいに綺麗な仮説ですね。
でもLRRK2は小胞輸送に関わりそうなデーターが多いですから、有りそうな仮説です。
Fig1(わからないものを面白く無いというのは根性が悪いですが)以外は大変おもしろい論文です。

最近Neurologyに報告された論文の試算では、2050年には米国のアルツハイマー病患者は今の3倍になると予想されるそうです。
日本ではもっと逆ピラミッド的に比率が高くなるんでしょうか
これを直したらノーベル賞取れるんだけどなぁ、責任重要だなぁ、とかおもいながら、この論文は自分の論文に引用できるな、とか思ってストックしてます。
職業病ですなぁ。

Retraction Watchをみていると、最近良く見る顔が幾つかあります(日本人もいます・・・)。
顔写真でるのはちょっとかわいそうな気がする、みんな実にいい顔してるんだよなぁ
でも、ちょっと調べてみたらYoutubeに検証動画とか載ってて、うーんこれはひどい・・・