へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

スネオ内蔵型・書くこと無いよ・科学イラスト集・ALSの新たな病理の発見・ALSはアストロサイトから?・AD危険因子Bin1はタウ毒性と相関するかも・Nestingでみる認知機能

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なんでか受けたんだけど。
疲れてるのかな。

大分サイエンスネタも飽きてきたなぁ、なにかおもしろい話題ってあったかしら。
ああ、4月にKokiaのコンサート渋谷でやるのか。
見に行こうかなぁ。
なんかアメリカで寂しい時にKokiaを聞いてたので、好きなんですよね。
I beleiveとか、私の太陽、とかライブで聞いてみたいな。
でも4月忙しいんだよなぁ・・・

としばし考えたけど、あまり思いつかないや、ああ代わり映えのしない生活よ。

さて諦めてサイエンスネタでも振りますか。
そういえば研究に使う機材のスケッチ集とかありましたぜ
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プレゼントとかに使ってもいいらしいので、重宝しそうです。
でもこれくらいPowerpointでかけますけどね
ついでにほかも紹介しておきましょうか
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らっ・・・と?
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
ええいどうにでもしやがれ!
くらい覚悟決めてますがな

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ヒト
( ゚д゚)誰?
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お薬出しておきますね
まぁいろいろありますね、薬飲まなきゃ(?)

そういえばEndnoteの新しいバージョンが出て、ipadでスラスラ論文が読めるようになったようです。
ううむ魅力的やな。やっぱ索引はEndnoteが便利だしなぁ。
USAで買えば、新規250ドル、Upgrade100ドルです。
一方日本で買うと新規52000、Upgrade25000円なり。
日本語化してないくせに圧倒的暴利やなぁ。
友達に送ってもらったほうがよっぽど安い
アメリカに残したマネーで買うか、アメリカで買えないか考えます。

サイエンスのALSの論文はなかなか面白かった。
この論文は、C9ORF72という、変異によるALSや前頭葉認知症などの変性疾患の大きな部分を占める変異についてのお話です。
C9ORF72自身は、小胞輸送を制御する遺伝子をコードしているのですが、実は変異はイントロンというタンパク質をコードしない領域に存在しており、GGGGCCという6つのコードがひたすら繰り返されるという配列が挿入されます。
ということで、
①実際のタンパク質の発現制御に関わっているという説
②mRNAが不自然な構造をもち、核内で凝集して何らかの機能異常を引き起こす
ということが考えられていたのですが、今回の論文はそうじゃなくて
③スタートコドンを無視して繰り返し配列から作り出されるDipeptideのリピート産物が脳内で凝集して毒性を発揮するのでは
という可能性一押しです。
じっさいはじめ変異が見つかった時、ポリグルタミン病(CAGのリピート増幅により、異常なグルタミン酸の繰り返し蛋白が形成される)に似ているなぁとは思ったのですが、まぁ思いついたら実際ちゃんとやるのが偉い所。
彼らはGGGGCCの繰り返しで出来る3種類のDipeptideの病的な繰り返し配列に特異的に結合する抗体を作成し、C9prf72患者の脳では予想された病的繰り返し配列が作成されており、またどうも凝集している事を明らかにしています。
他のALS変異であるTDP43の患者脳や他の神経変性疾患では抗体認識がないそうで、このC9orf72特異な毒性を示しているのかもしれません。
ただ本当に毒性があるのか、病因遺伝子なのか?というところまでは攻めきれてない印象です。
今後マウスモデル等作成して検討していくのだと思います。

ALSネタをもう一つすると、PNASでTDP43患者さんのiPSからアストロサイトを作ると、どうも機能が悪くなるんじゃまいかという話を読みました。
ALSはアストロサイトが悪くなる病気じゃないかと思ってる私はそれみたことか!って思ったんですけど、ただ変異をもったアストロサイトと共存させても、神経細胞は元気いっぱいということで、どうも他のALS遺伝子変異であるSOD1の結果とは微妙に異なるようです。

そういえばちゃんとは確認してないのですが、AD危険因子のBin1ですが、アミロイド毒性やAPPの切断制御によりアルツハイマーリスクを上げると考えられていたのですが、むしろもう一つの病的因子であるタウタンパク質の凝集毒性のほうが相関がありそうってもありました。
ショウジョウバエでもBin1をへらすとタウ毒性が緩和されるそうな。
込み入ってるけど、ありえない話ではないのかな。
でもアミロイド毒性への影響を否定する実験ってのも難しそう。

話自体はそれほどおもしろくなかったのですが、ヒストン脱アセチル化剤で抗炎症作用によりADモデルマウスの行動が改善、という実験で、実験系として紙の断片をケージに巻いて巣を作るかどうか?を観察してるのがちょっとひとり受けました。
認知機能の観察系として簡単でいいんじゃないか
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みよ驚きの違いを。

ああ、長いブログやな、さっさと寝ないと