へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

振り返らない・アルプスでもあるなり・赤毛のアンははまります・筋肉はなかなか作りがたいそうです・老人斑と認知機能のリンクは低いかもしれません

うーむ、いつもバラ色の結果は出ない。
今日の結果を考えると予想と違うメカニズムが働いているかもしれない
こんな気分
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当面は予測した方向で実験をしていくのですが、どこかでこっそり後ろを振り返る時も必要なのですが、だいじょぶご主人軽くなっただけさ。るるるー

なんかしょうももないネタを一つ二つ抱えていたような、ああそういえば松本駅アニメイトを見て微妙な気になりました。
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ここで一句。
アルプスに
 抱かれて潜む
  おたくかな
すみませぬ、アニメイト入ったからっておたくとは限らない。
以前秋葉原歩いてたら、萌えキャラの袋をもってすごくうれしそうなイケメン金髪外人(しかしひげあり)が出てくるのを見たりしました。
国際色豊か・壮大な感じです。
岡山にはないような気がするので大都会の名を譲ろうと思ったらありました
本屋不況の折り、生き残るのはアニメイト、日本だいじょぶか
超どうでもいいですね

赤毛のアンは原作のほうを先に一気読みしました。
レビューではどんどんアンが普通になってしまって面白味がなくなるという評もあります。
まぁ一理あるなぁと思うのですが、大人になる過程をうまく表現している作品だと思います。
子供のころ読んだ気持ちとはまた違った読み方で読んだ気がします。
昔はアンが同世代でしたが、いまは甥とか姪とか子供をみているような感じでしょうか。
普通の小説なら、アンがレドモンド大に進んで、学士になるような結末(実際レドモンド大にも行くのですが)になると思うんですが、実際は身内の不幸により挫折します。
しかしアンがそれを進んで受け入れている姿は、この年になると共感するところが出てくる気がします。
人生自分の思ったようには進められないのですが、それを胸をはって新たな喜びをもって受け入れることもできるんだなぁと思ったりするのです。
「クイーン学院を卒業したときは、未来がまっすぐな一本道のように、目の前にどこまでものびているようだったわ。どんなことが起こるか、先のほうまで、見とおせると思ったくらいだった。でも、今その道には、曲がり角があるの。曲がり角のむこうになにがあるか、今はわからないけど、きっとすばらしいものが待っていると信じることにしたわ。それに道が曲がっているというのも、またなかなかいいものよ、マリラ。あの角を曲がったら、その先はどうなっているんだろうって思うもの。」

さてなんかネタはあったかいな。

さて昨日のCellのiPSから筋肉へというお話ですが、友達に聞いたら、筋肉として分化するには融合して多核となることが鍵となるようですが、なかなかそこまでVitroで分化するのは難しいということらしく、やっぱりCellに載るような画期的なことらしいです。最近この細胞融合を促進する遺伝子が同定されたとか教えてもらいました。
膜膜したたんぱく質です、Myomaker/TMEM8C
筋肉の発生時にしかいないたんぱく質みたいです。なんらかの受容体っぽいですな。

さて僕は老人斑というアルツハイマー病患者脳内にできる異常沈着物の主成分であるアミロイドβが発症に関与しているとして研究しているわけですが、最近治験もうまくいかないし、逆風ばかりなり。
じつは結構老人斑の沈着なしに神経細胞が委縮していたり、Aβ自体は増えていたりでSuspected non amyloid pathology(SNAP)というカテゴリーに入れられるらしい。
健常者でも、いくつかの神経変性疾患の兆候は表れていたりする。
つまりこういう人たちを混ぜて解析してしまうと、通常のAD患者としてのバイオマーカーが同定しづらくなるようです。
別の視点で見れば、防御機構の働いている人たちという事なので、もしかしたら遺伝子解析により、アルツハイマー病になりにくい家系とかも見つかるのかなぁ
まぁ言いたいことは、たぶん老人斑自体の形成はあまりADの発症と関係しないのかもしれない。
Solubleなオリゴマーとかに注目するのかな。