へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

浜離宮その2・指輪展示・論文の校正は続くよどこまでも・視覚と嗅覚の衰えは認知症のサインかもしれない。

まさかのPart2
浜離宮動物記、需要あるのかしら。
ノシノシあるくトラ猫、風格あります。遠目にゃ虎に見える
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しかし、その行く先に、可愛い三毛猫がいたりして。
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動物界も恋で動いてるんだなぁ、俺は何をしてるんだろう・・・と出歯亀っぽい感想をいだくのでした
カラスと仲良し?なネコもいました。
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ちなみにこのネコ、チーちゃんって名前らしいです。
お掃除のオジサンがだみ声の猫なで声(矛盾するのか?)で呼んでました。

さて早朝散歩終わって大分眠くなったのですが、ちょっとお勉強に、少し気になっていた、西洋美術館の指輪展示を見に行きました。
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さぞやカップルだらけだろう、と思っていたのですが、存外女性ばっかでした。
まぁ実際どちらかと言うと、可愛い指輪というよりは、指輪物語に出て来るような重々しいモノが多いようです。
昔ははんこ代わりでしたからね。
僕はピンクパールとか、エメラルドとか色のついたものの方が好きなのですが、なんだかんだ行ってダイヤモンドの煌めきってのは妖しい美しさがあります。
まぁ少しく遊んだのでした。

論文ボスの手が入ったはいいのだけど、直す所が沢山ありそうです。
半年前に提出したFigureの修正とか・・・、まぁ仕方ないんですが、気分を立て直すため午前中グレて(?)ました。
言うほど大変な作業じゃないんだけど。
まぁこれも仕方ないんですが、「違和感がある」って質問が一番困ります。
いや、まぁ流されるよりずっとマシなんですが、違和感の原因を具体的に探らねばならないので、ネッチラホッチラ逆質問をしないといけません。辛いわ-
正直、気づかないといいなぁ、って思ってた所を突っ込まれたりしたので、やはり直さなければなりません。
じゃぁ本当に全て矛盾なく説明できるか、もしくは説明しなければならないか?って所は難しい。
いやもちろんやったほうがいいんですが、かかる時間と費用のコストの見積もり、本当に今回の論文のテーマとして必要なのか(次回に積み残してはいけないのか?)というところだけど。
一緒にやってる人が見つけるアラを全部埋めるかなんだよなぁ。
AはBであるという実験を既にやっているんだけど、一応AはCでも無く、Dでも無いからやはりBである、というデータを足せば万全、って話になるんだけど、本当に万全をきするなら、Eでもなく、Fでもなく・・・と実験が増えるばかりで、結局言えることはAはBであることだけになってしまう。
まぁそれが大切な場合もあるんだけど、今回はどうかな?
そろそろ第三者に論文読んで貰いたいとこだなぁ。

さて、むりやりサイエンスネタを挟むこともないんだろうか。
そういやAAIC始まってるんですね。
ネタ的には、アルツハイマー患者では早期に目や、鼻の機能が落ちてるんではないかって話がトピックみたい
嗅覚の場合は、アルツハイマー病において嗅覚皮質という部位が損傷を受けやすい、という所から来ているみたいです。
ちょうどMCIからADへの移行期に嗅覚に異常が出て来る場合が多いようだ。

視覚については、アミロイドβと呼ばれる、アルツハイマー病で脳に蓄積凝集して神経障害を起こす物質が、目においても溜まってきていることなどが、報告されており、視神経というのは脳神経の状態のインディケータであると言われています。
アルツハイマー病の症状が起こる前に、目にアミロイド凝集が出来て、散乱光に変化が出て来るといわれており、その散乱光を測定することによりADを予測するという研究が行われています。
結構古典的な学説なんだけど、強硬に主張する一派と、反対する一派にわかれている印象。
たまにARFで喧嘩してます。
今回はCurcuminというウコンのエキスであり、アミロイドβとの結合性の高い物質を用いて、アミロイドβ凝集の局在を検討した所、脳とともに、AD患者の網膜に局在しており、その量は脳内のAβ量を反映したものであったようです。
Curcuminである必要はあるんだろうか?とは思いましたが、やはり目にもAβたまるんだなぁ。
まぁ緑内障や黄斑症などの目の病気と、Aβ凝集は関係する、とかいう論文もあり、目は脳の窓なのかもしれない。
目が見えにくい、匂いがわからない、というサインは認知症の前触れというのは確かなようだ。