へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

メールを見る地獄・読んだら懐かしい・高揚の論文書き・その機器はラーメン屋では売ってない・Cas9で転写活性化そして時代はライブラリ・NotchのNon canonicalシグナルとCisリガンドの謎

毎日朝起きてメール見て、論文が落ちてないかハラハラする日々、ああ、髪がさくさくぬける。
この髪が全部抜けたら私は死ぬのね、とか脅したら、もっと抜けるんだろうな。

健康診断を受けてきたんですが、まさかの再診察無し。
さすがにバルサンをまいにち飲んでるだけある。ん?バルサンやったら死んでまうな。
バルサルタン、なんか中東で王朝やってそうだよね、バルサルタン朝
そんなことはどうでも良い、本当にどうでも良いって思ってる人も多いのはわかっているんだ、すいません。
そんなバルサルタンの効果→139・89(140・90以上で再診察)
まじですごいと思った。まぁでも多分効果出てるんだと思うよ。

という訳で、マスターキートンを読了したのです。
最終話から10年たって、少しキートン年を取りましたが、元が若い設定ですから問題なし。
いまだに博士じゃなかったりして、びっくりです。
そこまでマスターでなくてよかろうて
よく日本の講師やってたな。
教職とれないのは難しいからしょうがないと思うんですが、流石にドクター持ってないのは甘えじゃないですかね・・・
博士論文を書かずに世界中を走り回っております、まだ奥さんは帰ってきていないのか・・・
登場人物も年を取って色々悩みの多い生活を送ってますが、マスターキートンっぷりは健在で、楽しめました。

やっと論文書く脳になってきました、きたきたって感じです
Resultの説明も終わって、さてDiscussionいけいけって感じです
いやいや、ノリって大切なんで我慢して。
でも綺麗に並んだなぁ、すごく高揚してきた。これで5回目くらいのマスターアップではあるが。
ちょっといい雑誌考えてもいいんじゃないかってきもする。
サクサクってかける時、僕はとても雄大な事を書くんだけど、雄大すぎてスカスカ土台が抜けるから気をつけないと。
まぁ何でしょうね、穴だらけの欠陥研究者で、他の研究者を見るにつけて、なんて緻密なんだろうって感心することしきりなんですけど、根っこでは僕のほうが面白いこと思いつくだろうって気持ちはある気がします。
それが本当かどうかは今でもわからないですし、落ち込むこともあるけど、そんな気持ちが無かったら続かなかっただろうなぁ。

パラパラっとパンフレットをめくっていて、全自動包埋機なるものをみつけて欲しいなぁと思ってしまいました。
これがあればおらでも病態解析がでけるんじゃないか。
世の中そうも甘くなくて、250万円しました。ひとり雇えるやんか(そうか?)
サンタさん、今年はとても清い、清い生活を送ってましたから(悲しい)、全自動包埋機をお願い!
クリスマスは中止でした。かなしい、ちょっと妻と親しんでくる。






















妻が居なかった!
いやぁたまに忘れるな。生活が清い(?)わけだ。
そろそろ怒られそうなので、今年はこのネタはおしまい
まぁそんなに不幸せってわけでもないぜ。
だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星をながめるだけで、しあわせになれるんだ。

全自動包埋機の値段を調べていたら、Y社のホームページで大体の機器の値段を比べることができるので面白かった
おじちゃーん、そこの走査型電子顕微鏡一丁!共焦点顕微鏡付きで!
へい、おまち!しめて1億円になりやす!
TOTOにあたったら楽勝で買えるなぁ、自分の研究に寄付ってできるのかなぁ

Cas9の遺伝子導入をしているのだけど、いつもどおりL2000で導入する場合、かなりぎっしり細胞を巻き込む。
ふと、細胞ギッシリの状態でゲノム編集ってできるのかしらって思って調べてみた。
おそらく細胞が増殖できなくなった静止期ではヘテロクロマチンが多くなって、かなり硬い構造の染色体ヘテロクロマチンができてる可能性が高いだろう。
そう考えると、ある程度増殖が起こりやすく転写が活性化され、ユークロマチンの多い条件の方がゲノム編集には有利で無いかと予想できる。
本当かどうか証明したら面白そうだけど、まぁあえてやる元気もない、
ネットで拾った書類には細胞周期が回っていると(つまり分裂が盛んに起こる状態だと)相同組換え(HDR)が起こりやすく、それ以外だと、切れた断端通しを結合させる(その過程で数塩基失われることにより、タンパクが発言しなくなったりする変異になる、なもなきタンパクの声を聴け、ん?)NHEJがメインになったりする違いはあるみたいだ。
取り敢えず遺伝子導入した細胞を、大きなシャーレに巻き込み直すことにした。
べつに分裂があって悪いことも無いだろうし、今後は細胞を薄くまいて、細胞毒性の少ない遺伝子導入試薬(L3000か多分Viafect)を使ってみようと思う。ViafectはHPを見る限り結構よさそうだなぁ。

僕のことをよく知っている人はわかると思うんだけど、考え始めたら止まらない、祭り的な状態になることがあって、連日ゲノム編集ドーノコーノで思考がいっぱいいっぱい。
なかなか面白い論文を見つけたんですが、Cas9をつかって、内因性タンパク質の発現を活性化できるって論文がNatureに出てました。
これはクール
不活化したCas9分子に転写活性因子であるVP64を結合、目的とする遺伝子転写領域にVP64を連れてくることにより、内因性遺伝子の発言を、ええい発現を活性化させることを可能にしている。
彼らのグループではゲノムワイドのライブラリーを作成していて、なかなかに楽しそう。
普段培養細胞に発現していない遺伝子を発現させることができるならかなり面白い。
うまくつくったら、ポンと万能細胞ができるよね。
いやこの話題はやめようSTOPSTAP。
Addgeneにでてこないかなぁ。

まだNotchには興味がある。
Notch受容体はリガンドであり周りの細胞に発現するDelta Jaggidなどのシグナルを受けて、臓器の発生を制御するシグナル因子であり、特に神経細胞の分化に重要で、とにかく細胞シグナル伝達が起こる。
ところが細胞においてもリガンドのシグナル伝達があって、その機構の解析って論文をつらつら眺めていた。

なるほど、わからん
どうもリガンド非依存的なNotchの機能ってのが元々あるんだと。ほうほう、どこかで聞いたような話ではある。
でCisにNotchにくっつくリガンドは、トランスにくっつくリガンドの邪魔をするんだとこれまでに考えられていたんだが、実はNotchの持つ、リガンド依存的でない機能の調節をCisリガンドはしているんだって話になるらしい。
なんだかわかったようなわからんような。ちらちら見てるんだけど、なんでそうなるのかショウジョウバエは勘がはたらかない。