へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

帰ってきた論文・W10きたる・英語をきくぜTEDICT・Prionは小腸の免疫機構を介して脳内に広がっていく?・毒性Aβ凝集体AmylosphreidはNa+・K+ATPaseをターゲットとする

どうもおなかの調子が悪い毎日。
自分の作る料理が体に合わないという悲劇、松屋の陰謀か。
古い食材もったいないって料理しているせいかもしれない。

大きな研究プロジェクトが組みあがっていく作業を眺められる機会があってなかなか勉強になった。
新しい領域を開発しようという気宇も壮大だし、面白かった。
まぁ仲間を作っておくのは必要なんだな、後輩が偉くなったら、クモの糸で拾ってもらうか。

論文を申し訳ないけどチョイせかして、直しをいただいた。
Figureの直しの指示もあったのだけど、自分でやったパートでなかったので、先生に投げ返してしまった。
そっちの方が早いかと思ったのだけど、どうも何やったら失礼でないのかはわからんなぁ。
もういい加減投稿するわ、面白いけど、Reviseどこまでできるかだよなぁ。

とりあえず試しにWindows10を家のPCに入れてみた。
なんとなくカクカクした印象だけど、たぶん偏見かなぁ。
このPCも3年くらいはたった。もう一年くらい使ったらタッチパネルが使えるようなやつを探してもよいだろうか。
といってもいいPCを買ったところでできることが増えるわけじゃないけど。

少し英語を鍛えようと思って、TEDのアプリを持ち出して色々お話を聞き始めた。
というアプリで字幕も確認でき、なかなか勉強になります。
現代の痛み治療を生んだ男、というお話がなかなか感動的で二回くらい見返してしまいました。

さて、サイエンスネタにかける毎日、結構忙しいのやで
あーそういえば、狂牛病やクロイツフェルトヤコブ病の病因タンパク質Prionは小腸の免疫機構を介して、脳に毒性を伝えていくのでは?って論文を見たわ。
最近ではαSynucleinの凝集が腸管から始まり、迷走神経を伝わって中脳黒質あたりに凝集が広がっていくというようなパーキンソン発症機構の論文をいくつか見たので、何か関係あるのかしら
といってもPrion病は感染性で、食べたものが小腸から伝わっていく機構もパーキンソン病とは違う可能性があります。
パイエル板、そうそうこれ小腸免疫に大事なんだよな
リンパ腺も最近脳内にもつながってるんじゃないか、って論文もあったし、神経伝播の次は免疫伝播なんて波がやってきたりしないだろうか。

久しぶりにAmyrospheroidの論文、PNAS
アルツハイマー病の病因因子であるアミロイドβの凝集体のなかで、特別に神経毒性を発揮しする可溶性の多量体があるという考え方があり、Aβ56star、などが有名です。
AmylospheroidはVitroにおけるAmyloidβの凝集研究から見つかった凝集体で、AD脳でも同様な凝集体ができることが報告されています。
このAmylospheroidのターゲットがNa+/K+交換チャネルに落ちそうとのこと。
きれいなデータやね、結果的にカルシウムシグナルの混乱が起こる、ということでADの症状をある程度説明できるのかも。