へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

そんな傾向・掃除の流儀・野望は失敗・ハンチントン舞踏病の発症関与因子の網羅的解析・Notchシグナルのゲノムワイド解析・Aβ毒性はタウを介する?

さてブログのアクセス解析が出来るということで、見てみることにした。
といってもYahooに登録しているヒトのある程度の情報がわかるということだろうが。
男性率90%、40代50代合わせて70%以上
うむ、なんだかな、妙齢のお嬢さんに受けるブログを目指したのになぁ(棒)
同世代の男性サロン(?)だったのか。

ヒトに掃除を説教できると機会など母親くらいしか居なかったりはする。
私掃除してるんよ、といった家を歩いていると至る所に障害物があり、とにかく動線が取れない。
地べたの花瓶を蹴飛ばした所でキレて、廊下においてあるものを捨てる!と捨て始めると、あれはダメ、これはダメとうるさい。
ものを捨てられないのも病気だなぁと思った、3年前の蓋のあいたシップなんて捨ててくれよ・・・
ああ、雑誌本雑誌本新聞紙雑誌ゴミチラシの山たちよ、万が一、これを読みたいと母が思ったにしても、地に伏しけ散らかされている君たちから欲しいものが見つかるわけもなく。
あの上を歩いて母親が骨折して、歩けなくなってボケるまで容易に想像できていかん、とにかく草むしりして、捨てて良いというものをイソイソと捨てたが、捨ててイカンというものもそろそろ捨てないとダメだわ。
そう言って、自分の部屋を見渡すと、汚い。
ということでイソイソ掃除しましたがな。
久しぶりにルンバが活躍できるくらいになりました。
ルンバを動かすために掃除をしなければならない矛盾。

暑い、マジ暑いぜ。
残念ながら、オークの木を挿し木で増やす計画は挫折を強いられそうだ。
途中まで調子良かったんだけど、暑さで水がカラッカラになって、一気にしおれてしまった。
水はちゃんと毎日入れてたんだけどなぁ、多分根っこが弱かった。
もう少し涼しくなったら再チャレンジしてみるか。

サイエンスネタ、さて何日かあいたから、何かはあるだろう。
Cellにハンチントン病の病状を進行するリスクファクターを解析という話もあってホウホウと見ていた。
ハンチントン病はこのブログを読んでいられる、壮年の男性諸君には常識なように(気にしてるのか!)、ハンチンチン(Htt)というタンパク質の中で、グルタミン酸をコードするCAGが異常に増加していく病気で、トリプレット病と呼ばれる神経変性疾患の一種です。
グルタミンの過剰なリピートが入ったHttは主に核内で凝集し、神経細胞死を起こすと考えれれていますが、古くから研究されている割には、その神経細胞死の下流機構には諸説あり(まぁ異論のない神経変性疾患なんて無いか)。
こういったハンチントン舞踏病の促進因子などわかれば、この病気のみならず、他のトリプレット病、核内封入体を作るALSと言った病気のリスク因子ともなっているかもしれません。
ということで読む、たしかに綺麗に発症進行に係るような遺伝子が染色体15番にとれてきている、面白い。
発症を6年早める、もしくは1.4年遅らせる、というのが有望かと一瞬考えてしまったが、30~40代発症、発症から余命10~20年であることを考えると、意味はあるのだと納得。
一番強いAssociationがあるのはHERC2P10というPseudo geneっぽいのだが、機能不明すぎたか、ほとんど解説されていなかった。
他のリスクファクター候補因子を合わせると、遺伝子の修復に深く関わる因子が多くとれてきており、核内のストレスがハンチントン病に大きく関与する可能性が示唆される。
こういったリスク因子が他の神経変性疾患のリスクとなりうるか?興味がある所。

Scientific reportsにNotchに関わる因子の網羅的解析って論文があったので読む。
まだなんかあるんかいな。
Notchと言うのは、神経の分化において、分化した神経が周りの細胞が神経に分化しないように抑制する(側方抑制)シグナル機構で、細胞間シグナル伝達の走り、他の臓器においても分化に関わっています。
それなりに興味がある因子はないではないけど、ドキドキはしないなぁ。

JCBにAβ毒性をタウタンパク質が仲介しているのでは、という論文が
Mucke博士のラボやね、神経の異常な活性化とAD発症のリンクを研究されています、大雑把な書き方だけど。
さてAβオリゴマーを細胞にかけると、軸索輸送が悪くなるそうですが、そうですか。
いかん終わってしまった、なんかふりかけ系の実験かと思ってきがのらなくなった。
かれらは、モデルマウスの神経細胞を培養して、ミトコンドリアの輸送について解析。
順行性輸送の低下を確認し、その効果はGSMという、Aβ42という毒性因子の産生を選択的に抑制する薬剤で改善するのを確認し、タウのノックアウトで確認した所(それだけで変化ありそうだけどなぁ)、モデルマウスのミトコンドリア輸送不全が観察され無いことを示している。
タウを発現させると輸送不全が回復、うむシブイが。
タウの微小管結合が重要、とのことで、輸送毒性との関連はリーズナブルか、まぁシブいっちゃシブいが
Aβによる輸送障害は神経の過活性に依存し、GSK3β活性化がかかわるが、どうもタウはGSK3βの活性化に関わってるのではないか、ってニュアンスかな、タウはGSK3βでリン酸化されるから、相互作用的な絵は書けそうな気はした。
タウのリン酸化・凝集はAβの凝集が起こったかなり後から出て来るので、発症との経時的な違いが感じられたけど、ADの毒性にAβとタウ両者が密接に関わっている、というのはありそうではある。
このラボにしては生き物が出てこない?

なんか可塑性の同じような研究があったきがするなぁ。
これかな?
Aβオリゴマーがタウの機能を障害という話か、どうも順番がこんがらがりがるけど、なんかリンクはありそう。