実験して考えて実験して、気がつけば21時も過ぎている時が多い。
最高にハイってやつなんだが、これはこれであまりよい精神状態ではないんだろうなと思い始めた。
なんかこう芯が曲がっている嫌な感じ。
気がつけば童謡をうたっている自分がいるのにきづき動揺ってどうよう？もうわからんね。
さて、金曜日すきっと広がる青空を眺めて、よしトレッキングしようと思い立ったのでした。
土曜日、午前中に学校で仕事をさくさく終わらせ（どうも世間では土曜日が休みなんだよなぁ、誰もいない）、たしか吉備津彦神社の裏に山巡りコースがあったなぁと車で向かいました。
今まで見たことのないくらい駐車場の誘導員がいて、なにごとやおもたら、小野リサのコンサートをやるそうな、ばさっとのばぁ
まぁ当日券もないそうですし、予定通りトレッキングに向かいました。
お日様目指して進め、吉備の中山という山で神聖なところだそうです
蜘蛛が悠々と立派な巣を張っておりました。
ひだまりに
大ぐもさまの
まちうけり
熱い藤原成親押し、だれや。
ちょっとだけお参りをしてきました。
小さいころに比べて、自分のお願いはほとんどかなわなくなってしまいました。
そういってがっかりするのも何なので、最近はひとが幸せになるようにお願いする事が多くなりました。
ひとの幸せは自分の幸せだろうか、ちょっとしたジレンマだけど祈ってるうちになんとか心が綺麗になってちゃんとそう思えるようにならんだろうか、そんな理屈っぽいことを考えながら、一応お願いするのです、半端やな。
僕の幸せも誰かがどこかで祈っていたりしてくれるんだろうか、まぁ宛もないが。
さて、山登りとしてはまったく展望もなく、なんとなく物足りない。
なんとなく備中一宮駅はいい味出していたけど
そこで、日曜は総社の鬼の城行ってみました。
これが実に爽快
何処歩いても見晴らしいいし
ほんとは腰が抜けてるんやで。
ひとは全く通らないし、見通しは良くない、ゴールも見えない・・・
何回か人の声が聴こえる！と思ったら、自然の音でした
人の声 振り返見れば せせらぎや
我より他に 話すものなし
こんな句を読むあたり、ちょっとあまり健康でもないのかも。
ただ場所的には巨岩が多く、神秘的な雰囲気がありました。
なんかいまでいう落書きポップアート的な何かだったんじゃないだろうか。
うちのおじいちゃんまた仏像なんて彫って！とか。
といっても道具も技術もホームセンターで手に入る今とは大分違うでしょうけど。
やれ2日で20キロ位歩いています。
なぜか手が筋肉痛的に力が入らなくなりました。
神経変性疾患じゃあるまいな、なまじ知識があると変な取り越し苦労をします。
サイエンスネタ？今から？
ところがネタはあって、Science translational medicineに人の遺伝子に潜在的に潜り込んでしまっているウイルス由来の遺伝子産物、これは普段は眠ってるんですが、病的状態で起動して、運動神経に悪影響を与え、ALSなどの病気を引き起こすんじゃないか、そんな説が唱えられているそうです。
AIDSのようなウイルス性の感染によりまれにALS、に似た症状が出る所から注目されたとのこと。
このウイルスが人間のゲノムに侵入したのがウン100マン年前、本当だったらアラスカの凍土で起こされた原子細菌とかよりすごいことなんだろうか
げ、Science translational medicineはうちの学校では読めないやんか。
だだれかクレメンス、まぁちらっと読んでみたい気はする
AbstではALS患者の脳では human endogenous retrovirus-Kとやらの発現が上がるんだって読めるんだが、ALSの脳？運動神経はどうなんや。
トランスジェニックでALS型表現型、へー
でも実際機構としては面白いのかもしれない、菌のEnvelopeのタンパク質が発現するらしく、つまり核へ移行する何らかの機構を持ち、もしALSで重要とされるTDP43やFUSなどの機能とかち合えば、ALSのような表現型が出るってのはありかもしれない。
人間の遺伝子もまだ何が潜んでるかわからないなぁ。
