へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ホタルをさがして・どこに行くのか・Presenilin2の機能?・Aβは抗生物質・Aβ凝集は抗血小板薬で防げる?

さて無事母は退院することになり、有休をとって色々手配をするのでした。
流石にいきなりマラソンを走りだすほど、豪快な治療効果ってのもないですが、前より歩きが痛そうでもなく、また趣味に頑張るとか言っているので、人工関節も悪くないなと思いました。

実家に帰ると、5年もののオリーブに花が咲いていました。
前回帰った時にお嫁さんオリーブを隣に置いてきたのですが、効果覿面であったわけです。
でも片方のオリーブは花をつけていないので、実まで出来るかはわからないですな。
気が向いて、実家の近くの川のホタルを見に行きました。
ちょうど今を盛りにブンブン飛び回っています、街灯など無いので、えらく綺麗に見えます。
自分の持っている携帯では全く光は写せないのですが、10ウン万だすとこんな動画がとれるそうです。
そーいえばボーナスが、とか考えたりしましたが、際限なくつぎ込めんわな。

漫画ばかりよんでるのか、と聞かれると、ハイと答えるしか無い。
Quo Vadisという神を畏れぬ(というかキリスト教?)壮大な漫画を読んだりしました。
最初はテンプレだなぁと思っていたんですが、だんだん予想がつかなくなってきました。
絶対伏線最初から考えてないやろ、と思うのですが、破綻しないなぁ、おもしろい。
ぼくの地球を守って、っていう漫画がありましたが、ちょっと似てるかも。

サイエンスネタ、さて、かなり面白い講演を聞いたりしましたが。

そういえば
Presenilin2というアルツハイマー病の病因遺伝子の一つの新しいファンクションがわかった、的な論文をとつとつ読み始めはしました、思い入れはあるんだ。
じつは細胞のオルガネラは独立して存在するようにみえながら、それぞれ密接につながっている部分があったりします。
ERとミトコンドリアにもそういうサイトが有り、様々な病気でその機能連関が崩れているのではないか、と考えられています、PS2がERに存在し(まぁいいのだが)、Mitofusin2と結合することにより機能連関が作られており、PS2のFAD変異でそのコンタクトが崩れる。
Presenilinがミトコンドリアにあると言ってる論文もあり、たしかPS1の局在が必須という論文もあったような。
なんというか有意差が厳しいと、これめったに再現できないよね、とか思ってしまうデータが多いですな。
ほとんど細胞データで掲載まで言ったのはすごい気がしました。
今やってるのも突き詰めたらなんとかならんか。
正直Cell reportsも色々やなと思いました。

そういえばアルツハイマー病の病因因子Aβが脳の異物を排除する抗生物質的な機能をもつんじゃないか、なんて論文がでてました。
うむむ、Aβをたくさん出すマウスや線虫はカビや微生物の攻撃に耐性がありそうとか、まじか。
そんな脳に微生物ポンポンはいるもんかいな
Science transnational medicine
やった!うちの大学よめない。
APPノックアウトが感染症だったらまた読んでください、という気分になりました。
といってもAβの生理機能とAD発症機構の始まり、を説明できるかもしれないお話ではあります。

これもやや変化球やな。
Aβは血管においても凝集、蓄積し、cerebral amyloid angiopathy (CAA)という症状を引き起こします。
CAAについてはこのサイトがわかりやすかった、まぁ大まかには脳出血の原因となります。
 血小板に存在するintegrin αIIbβ3があらたな(他にもたくさんあるのです」Aβ結合受容体で、ABETAが結合することによりClusterin,ADPが放出され、これらの因子はさらにAbe-taの凝集をそくしんする、というような負のサイクルがそんざいするとのこと。
抗血小板薬であり、クロピドグレル「ADP受容体阻害)投与により、CAAが改善できるそうな。
こっちは読んでみたいけど、Science signaling、よめぬ。