へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ないようがないよう

最近はとみにブログ速度も鈍る。
疲れているのも有るのだが、やるべきことをやっていない鬱屈さというの有るのかなと思う。
仕事のはなしは書けぬ、ってのが増えたのもある、なんかついつい書いてしまいそうで恐ろしいわ。
オーザッパな無責任なお気楽な事をザクザク書いていたいものだ。

こんな私が、研究若手に対して、研究方法を語る講義なんぞがあったりする。
恐ろしいことである、細胞は誰の細胞も皆丸い(嘘)平等バンザイ事しか知らない私が何を教えられようか。
仕方ないのでADの研究の歴史なんぞを一席かましたりするのだが、SDSで溶けないのでグアニジン塩酸塩を使った!ポカーンというなにか。
ニッチすぎるのか・・・なんだかんだ今はキットでやるのが主流、一からバッファー作って条件設定ってのは流行らないのかな。
更に恐ろしいことに今度公開講座で話すのである、カレーはADにええんやで(理論的に3kg/day必要であるらしい)、とか言っちゃいそう、学生への講義の枕としてはOK何だけど、最近の世界の流れ的にめっちゃ炎上しそうや。

論文の直し、というか直せという指示が帰ってきたのでした、おお一ヶ月強ぶりの我が論文との邂逅(改稿)よ。
いや、まぁ指示は妥当なんだが、正直二週間位で帰ってきて欲しかった。
科研費にはギリギリ間に合わん気がする、とか思うわたしも研究者臭くなってきたものだ。
まぁ私はグチグチ言い過ぎるな、サスペンデッドよりよほどマシ、粛々と直すのさ。
論文二本読んでなんとか・・・

さて、とある細胞を手に入れたくて探索すると世界に冠たる〇〇○細胞を世に送り出した論文内に記述が。
ノーベル賞学者にねだるのか、冷や汗が止まらぬ、O県の何処かに落ちてないかなぁ。
なんかひがんだ文面になりそうだけど、焼かれる覚悟でメール出してみるか・・・

悪い癖とも言えるかもしれないが、ついついツールにこってしまう所がある。
有る実験系で病気に関わるペプチドが高濃度に精製出来るのではないか、と弟子と一緒に検討を始めた。
やってみると面白くなって、その系に関わる論文やパテントをたくさん集めてしまった。
実際この系を注目している人は多そうなので、やってみても大きな論文になりそうにないな、という見切りはついたが、コスト安のために推進してみることに。
集めた情報は、研究が一つ落ち着いたらデータベース化してみたい。
わりと大きな遺伝子をベクターに入れなければならないのだが、昔のように延々とクローニングを繰り返す、ということもなくなり、人工遺伝子を作ればいいじゃない、ということになる。
20000円弱で新しい遺伝子をクローニング(シーケンスあり)出来るあたりは時代もここまで来たか、感がある。
イデア(とお金)次第で面白いベクターを作ることが可能となっている。
遺伝子自体も昔よりは馬鹿安く買える場合が多い。
OrigeneのマウスcDNAコレクションなどはタグ付きで30000円位、ちょっとした解析を加速することはできるし、そもそも遺伝子発現ベクターでないコレクションなどは10000円でかえるケースも多い。

使える保証はしないが、Cusabioの抗体などは50ug12000円となかなかそそる安い値段では有る。
ホームページを見ると使用例もあるから、うまく分子量さえあってるなら、エイヤっとためしてみるのもありか。

サイエンスネタ、なぞない。
いや、まぁNeuronはおもしろそうやったで。
また明日元気があったらレビューするかなぁ。