へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

努力で超遠心可能?・胃が悲鳴を上げるとしても・出来上がるもの・その仮説にAPOEはいるのか?・EphA4の機能低下薬とALS

Amazonで研究機材を探して遊ぶのがちょっと受けている。
手動式遠心機なるものを見つけて何故か爆笑
鍛えれば超遠心可能?
純軍事的努力によるコストパフォーマンスへの挑戦ではあるが、まぁ買う気にはならぬ

辛いもの好きだけれど、腸が受け付けない悲しさ。
本場四川マーボーどーふ定食なるものを食べたのだが、激辛タイガーを選ぶと鈍い腹痛である。
卒業論文も明日で締め切り、土曜日はちょっと心配になって学校でパシパシパソコンを打っていた。
ところが、暖房がどうつけてもエラーが出るわ、手がだんだんかじかんで打てなくなるという、八甲田山?的な困難。
行ったかいがなかったわけでもなく、最後の?直しをしてもらったり。
だいぶ長大な論文を書くことになってしまい、申し訳ない思いもあり。
だんだん論が鋭くなっていくのを見て、まぁもっと早くまとめる指導をしていたら、彼はもっとすごいことで来たんではないか、等思うのであった。
自分がぶれてないだろうか、どうも小手先はよくない。

CellにのったAPOEの論文を読んだりした。
どうもAPOEはその受容体の下流シグナルを介してAPPの発現を調節している(で主張としてはADに関わっている?)
まぁこの論文書いた人は頭よさそうだな、とは思った。この実験系で出たデータに関してはまぁそうなのかな。
条件に条件を積み重ねて、さて、これはこんな結果出るんです、というのはそうなんだろうけど、えらくタイトロープでミッションインポッシブルじゃまいか。
ADというか生体内でさえ起こってるのか疑問で、Vivoも色々やってるのだけどなんか塩(ポジコン)がたりない料理みたいな、うーん私の納得力がないのだろうか。
というと悪意あるようにみえるか、かなり強調した系ってのは自分も使っているからなぁ、でもCellだし。
下流のシグナル動けば、APOEじゃなくていい気がするのと、APOE4は不安定なのにシグナルが大きくなる、とか矛盾点が多くてどうも腑に落ちない。
まぁ自分が腑に落ちないってところは、自分が論文を書けば、三流サイエンティストのたわごととして落とされてしまいがち、というのは大分分かったところではある。
どこに焦点をあて、何をどこまで明らかにするか、って筋立てにはこの論文は成功しているのだろう

Cell chemical biologyという論文を最近たまに読むようになった。
薬学をやっている身としては、やはり化合物を見つけるってのは面白い。
結局タンパク質でいくら理屈をこねても、化合物がないんだったら絵に描いた餅でしかない。
この手の論文ではNature chemical biologyが有力なのかと思うがCell press系なのでこちらもIFは上がってくるのだろうか?
前身はChemistry and biologyなんて論文らしいけど。
ALSの進行をEphA4という一回膜貫通タンパク質のアンタゴニスト?で抑えられるとか。
そういえばALSの進行のキータンパク質とかいう論文があったか。
グリア細胞と、運動神経の連結にかかわるタンパク質であり、細胞外で、Ephrinタンパク質と結合して細胞間シグナルにかかわるんだったか
ALSだと過剰に産生されるEphA4の機能を抑制できる、ということか。
まぁ不勉強でこの辺がどの程度知見になっているかわからないけど、FUSやTDP43などといったタンパク質はRNAの生成にかかわり、タンパク質発現は抑制されるのでは、と勝手に思っていたけど、増えるものもある、というのは面白い気がする。