へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

物欲がないなんてとんでもない・でもまだ研究費は確保・教え子のその先は・HIVの認知症とAD・ナノボディ二次抗体を作れる?

土曜日は学校に行って、例の名前の言えないあの資格(いや言えるけど)の勉強をしている。
なんでこんなことを書くか、せっかく頑張っているので、私えらい!と世に宣言したいのである。
そもそも学生のうちに何で取れなかったの?ってところなんだが。
まぁ結構分析化学が面白くてはまっている、ちょっと気を抜くと寝てるけど。

最近物欲ってなくなってほしいものがないんだよね。
そんなことを言うやつは気を付けた方がいい、ソースは私。
ふっとクレカの請求金額みてクラっと来たわ、欲しいものが無いやつは使い方が荒くなるんだなぁ。
まぁバーゲンで高い服を買ったような気もするわ。
こわいこわい、これって双極性障害の症状なんじゃないか、最近授業した知識を持ち出して怖がるのである。
まぁ機嫌は良いけど、プチってキレることが多くなったしなぁ。
プライマーの誤配・未連絡のコンボ食らったときに電話で起こったら、そのあとくらくらっとした。
血圧上がってるんだなぁ、僕は心血管系イベントで死ぬな。

こんな事じゃさぞや研究費も底をついているのか、とかハラハラしながら学校の家計簿を覗いてみたが、思ったほど使っていない。
まぁここは、上に教授がいるありがたみで、基本的な経費がかなり助かっている。
とはいえ学会シーズンが始まってどうなるかだな、旅費は正直辛い、国際学会は二年に一回行ってるくらいだし。
教え子が学振とってくれたら、海外それで連れて行けばいいから楽だなぁ、何とかとってくれればいいけど。
この前吉備神社いったので、まじめに祈願しておいた、まぁ桃太郎も色々なことを頼まれるものだ。
そろそろまじめに弟子のその後は考えとかなければいけない。
えらい先生に顔を知ってもらっておけば役に立つかなぁとおもって、若手の会等派遣しているけど。
そろそろ知ってるやつが人事にでも回って、コネができぬかなぁ。
トビ立てジャパンとか使って、海外にでも行かせられぬか?妄想は迷走するのである。
ちなみにトビ立てジャパン、と焼き立てジャパンはなんか似ている。
ひどい漫画だったが、初回は神回だった。

論文を読むのをさぼっているのだが・・・
HIV患者が治療の有無にもかかわらず認知症の頻度が高く、そこにアルツハイマー病にもかかわるアミロイドおりごまーがかかわっているのでは?って論文を読んだ。
久々にJ Neurosciを詠んだ。
 ひとかたの 繁栄いずこ かみ雑誌
神と紙をかけてるんですな、詠んでどうする、読んだが正しい。
まぁJNSは神雑誌だったことは無いが。
HIV認知症の関係について考えたり、話的に面白いは面白かった
結論に合わせてデータが出てきた感はあるけど。
どうも末梢からのマクロファージが脳に出てきて悪さするっていうのがHIV脳症とやらの特徴で、研究者のグループはマクロファージにHIVを感染させると、神経細胞に対しグルタミン酸毒性を誘導する事を見出していた。
さらに解析すると、BACE1というAβを産生する酵素の産生が増加し、おりごまー化、そしてそれがグルタミン酸毒性を亢進するんだという負のサイクルだったんだという主張。
話的には面白いんだけど、ラットのプライマリーで、Aβ自体は内因性のAβがそこそこ増えたことで、そんなにおりごまー化するほどなんだろうか(それも短期毒性だったし)
結局In vitroだと、どうしても短期的な毒性と長期的な毒性の整合性がつきにくいんだよなぁ。
そこは自分でも乗り越えられない処だし、本気で考えていかないと。

こんな論文も読んだ。
エスタンブロッティングにはまず目的タンパク質に反応する1次抗体、そして1次抗体のIgGに反応するラベル化したタンパク質(ProteinA/G)または二次抗体を反応させ、ラベルのシグナルを読み取るっていう方法をとる。
その二次抗体を自分で作り出せるかもしれないって論文であった、エコ実験万歳!ADDGENEで買えるしね。
これはアルパカに免疫して、マウスやウサギのそれぞれのIgGサブクラスに対し特異的なナノボディを産生するという話であった。
ナノボディは通常の哺乳類の抗体に比べ、非常に構造が小さいもので、アルパカやラクダの仲間、たしかサメがこんな抗体を使う。
小さいことは良いことで、製造・精製がしやすく、核など抗体が届きにくい所にも届くようだ。
おお、これはうまくいけば、コスト安な実験が組めるじゃん。
とか思ってみてたんだけど、よくよく考えると、抗体を標識するにはある程度の技術がいる上に、コスト、時間がかかる。
うーんなんかついでがあったらAddgeneから買ってもいいかなぁとか思ったが、今めっちゃこの技術に推進したいという自分はいないな、という所で決着をつけた。
ついついやれることはやってみたくなる悪い癖があっていかん。
最近分子量マーカーが安くなってやる気が無くなったけど、確か制限酵素で切ると、きれいな分子量マーカーが作れるというプラスミドも売っていた。
イデア次第では結構展開があるのが面白い所、あんまり大きな論文にはならないけど。