へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

逃げたい恥ずかしい?・アルバイト的な調理・モデルとの乖離TREM2変異は種間で表現型が変わる

休みで実家に帰ると、あまり仕事も持ち込まないのでゴロゴロ漫画を読んでいたりする。
死ぬほど漫画を読んで、結構ネタも尽きてきた気もするが、時季外れに逃げ恥、だっけの原作を読んだりした。
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おお、なるほど、結婚経済学的な割り切り、おもろい,目からうろこ、ドラマも見てみるか。
結婚のメリットとデメリット(?)あたりをきっちり並べてるのかな。
別に結婚したくないと思っているわけでもなく、他人と生活する難しさの中に楽しさがあるってのはよくわかる気がする。
自分の結婚観にかけているのは、他人の状況をくむドライさなんやろなと思うのであった。
浪花節なくらいウェット(女々しい?)だしなぁ、価値観はたぶん古い。
漫画みたいな結婚ならしてみたい気もするーがこのヒロイン的な人はいそうでいないきはする。
男女だと、大体どちらも自分が正しいと思って議論にならない、というのが貧しい経験からの汲み取りである。

とはいっても、なんか寝てばっかりでは良心が痛まなくもない、そもそも母親は白内障手術したばかりである。
ということで、先週、今週と夜ご飯を作ってみた。
謎のハッシュドビーフガンボスープ、後者はシカゴで覚えた。
親は感動して、お小遣いほにゃらら円をくれるのであった、ちょろいぜ。
と、悪い顔をしてみたが、まぁ今更親に小遣いをもらっても本気で全然うれしくないので、低調におーこーとーわ~り~ちゃうわ、丁重にお断りしました。
なんだかんだ言って、自分が食べる以外の食事を作るというのはそれなりに悪くない気分である。

研究の華は動物モデルで飾りたい、まぁそういう思いはあるわけだけど、なかなか人間ほど生きる動物はいないもので、なんらかの動物モデルの限界ってのはでてくるみたいだ。
ということで、マウス君、たかだか3年くらいしか生きないので、モデルを作ろうとすると、人の持ってる遺伝子変異を重ね合わせて、5xFADなるマウスができたりする。
まぁそれは仕方ない事なのだけど、5xマウスで治療効果が出たからと言って人が治療できるとも限らない。
さてタガタメに、タガメタメに実験をやるのか、自己満足なのかその辺が難しい所。
おそろしいことに、5xFADの話は前振り(長い)で、最近色々な神経変性疾患に共通してリスク因子である、TREM2、R74Hの違いでADリスクが上がり、マウスではTREM2の発現量やら、転写量に影響する、ということで話がついていたのだけれど、どうもヒトではそれが再現できないみたい
むずいぜ、神経変性疾患
下手なモデルを使うと、数年間違った方向に進んで、そして鏡をみたら老人がいるなんて笑えない現象がありそう。
論文云々を最初に言うと器の小ささに恥ずかしくなるけど、本当に治療につながるものを作りたいなら,ヒトのサンプルを見ていかなきゃいかんということだなぁと痛感。
さて、日本にはどれくらいのブレインバンクがあるのか。
NCNPブレインバンク(国立精神・神経医療研究センター内)
でネットワークを作っている感じ?。