へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ユニクロゴメン・どこも同じ風景・アルツハイマー関連因子PICALMはAPPの輸送を制御する・弱いアルツハイマー相関因子集めてドン・聞いた事のあるテーマは敬遠気味

走るのは大丈夫なのだが、筋トレを入れたら今までなったことがないような筋肉痛にさいなまされる。
歩くのも辛いんですが。
これもお腹のボタンをさくっとはめるため。
ゴメン、ボタンが飛んだのユニクロのせいにして。

今日は医学部の方の博士論文の発表予行を聞く。
元研究室も大概だと思ったが、結構どこも同じように突っ込みが入るものだなぁと変な感想。
でもプレゼンって自分で作ってるとわからないことが出てくるから、どんな人でも他人に見てもらう機会を作った方が良いのかもしれない。

時間があったので論文をいくつか読む
PICALM(Phosphatidylinositol binding clathrin assembly protein)というアルツハイマーに相関することが知られている遺伝子があるのだが、どうもアルツハイマー病原因遺伝子であるAPPのトラッフィクに関わり、アミロイドβ産生を制御しているらしい
Yeastで作ったモデルの毒性を制御すると言ったまぁ、なんというか、微妙さの漂う研究に比べて、まぁ無難なところに落としたなという感じ、もうすこし何故APP特異に運搬が制御されているのか?という所に迫れていたらなとは思うが、Vivoで過剰発現、ノックダウンをしており結構気合いを入れている。
うーんこれだけやってもJBCなのだなぁ
たぶんこれを皮切りに、いくつか論文がダカダカダっと出てくるのかもしれない。

実際の所PICALMを含み、最近包括的なゲノムワイドアソシエーションスタディ(GWAS)で発見されていた、PICALM、Clu、CR1、Bin1など
は一つ一つは弱い相関性なので、大きなさが出てくるのは難しいのかもしれない。
これらのSNPを組み合わせて認知機能と相関性が無いか調べた論文も出ているようだ
むしろ認知機能に良い影響を与えるような組み合わせもあるみたい。
今後はこれらの危険因子についてそれぞれ重み付けされて、ヒトがどれだけアルツハイマー病になりやすいのかがわかるようになるのかもしれない。
予防効果のある食べ物・運動等報告されているので、こういった情報は重要かも。

PLOS oneの最大の功罪は、PLOS oneと聞くと読む気が無くなることだ。
なんか低分子化合物でアミロイド凝集を抑制するらしいが、そんな物ありふれてるしなぁ

BRI2という家族性デンマーク認知症という病気の病医院遺伝子があるのだが、BRI2はAPPのプロセシングに関与しており、その相関性が注目されている。
この病気のモデルマウスにAβ産生に関わるγセクレターゼ阻害剤を投与すると、むしろ認知機能が悪くなるそうな
まぁ何だろう、いまこれをやって面白いんだろうか、このグループ。
もう大分やり古されたテーマだと思うんだが。γセクレターゼで単純に阻害かけたら認知機能悪くなるよって論文山ほど有るんだが。
sAPPやCTFが悪いってずっとこのグループ言い続けているんだけど、最近搦め手ばっかりでちょっと飽きたなぁ
証明したかったらGSMかけてやっぱり認知機能悪くなりましたとかやってみぃ。(CTFたまらないのか)
むしろADとは違う機構で認知症になってるんじゃないのだろうか?