へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

教育は厳しい・お犬様お猫様・幼弱時の社交的隔離はNRG-とErbB3シグナル依存的に髄鞘の形成を不完全にする(ようだ)

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超絶望
最近の教育は難しいです。
落としたらもう来ないって子ばっかり
そういえば余り早いうちにスパルタやったら駄目かも-って話が後ろの方に出てきます。

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今日はこれで一杯やるかなぁ。そんな気持ちの盛り上がるホームセンターの一角。
ん?なんかへんだぞ・・・ってペットフードかい
いぬまんまを食べさせていた頃が懐かしいです
まんまっていわれても、今の子供は意味がわからないかも。まんまみやー
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三時のスープなんておにーさんだって飲んでないんだよ!まじか
思わず中指建ててました。留学の悪癖の一つです。

ひっそり2キロ痩せてました。なんでや
固いものが食べられずうどんばっかり食べてたからか
目指せときめきの65キロ台。でも高校時代56キロだったんだよね。

なんか良いこと思いついたのは良いのですが、証明しようと思うとめんどくさい実験がてんこ盛りです。
というか最近ウエスタンしかやってなくて意味不明。
ナカライのGFP抗体が凄く良いです、ふふふ見えない物も見えるぜ(こらこら)

昨日予告した論文、Scienceの論文読みました。
個人的にはかなりおもしろかったです。
神経の発達のある段階で、他の個体とふれあう(まぁ多分親とかの存在が大きそうですが)ことが重要という話。虐待や育児放棄などがこれに当たる現象かと思います。おもしろ言っていったら不謹慎かなぁ。すみませぬ
神経の発達過程の有る段階で、他の個体から隔離されて育つと、成長して他の個体と一緒に育て始めても、認知機能の低下や社交行動の低下などの機能異常が観察されるそうです。
今までに、そういった行動異常と脳のある部分の神経の発達、特に神経を取り巻く髄鞘が薄くなることが関連づけられることがわかっていたそうです。
ここまでは人間のお話ですね。
しかしその分子機構については明らかではありませんでした。
研究グループはマウスが離乳してからすぐ隔離すると、不可逆に前頭前野の皮質部において髄鞘の形成がわるくなることを発見しました。
この効果は成長後隔離を解いても不可逆でした(認知や社交行動も低下したまま)
少し大人になってから隔離してもこのような現象は現れませんでした。
神経自体には大きな変化は見られなかったことから、この時期の髄鞘形成に大きな役割をもつNeuregulin-1/ErbB3系のシグナルに研究者は着目、髄鞘前駆細胞のErbB3のノックアウト、同様の機能欠失により、隔離マウスの状態が再現できることがわかりました。
隔離マウス自体はNeuregulin-1のType-3バリアントの発現状態に減少がみられることから、こういった隔離成長モデルではErbB3/NRG-1シグナルが大きな役割を持つことが示唆されました。
何故に髄鞘が重要なのか(神経にどのように関わっているのか)、何故にNRG-1Type-3へるのか(どうも神経の活性化などとは独立した減少らしいです)わからないことも多いですが、教育というか養育って大事なのだなぁと思うのでした。
人間のどのような場合を反映しているかはわからないですけどね。