へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

眠いのに・投票・プロテアソーム阻害とALS・神経再生とNRG1

寝れない・・・

さっき帰りがけにOBのN田君に会いました。
意外にこのへんはOBが多くて気が抜けない(別に抜いてもいいけど)

今週末は学会があるので、期日前投票してきました。
こっちのほうが空いている気がしますね。
東京都知事選挙もあるので盛りだくさんな感じ。
あんまり選択肢も無いけど、無難に投票しました。
さよならM主党、支持したこともなかったけど
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サイエンスネタ、なんかあったかな。
ALSの病因遺伝子で細胞内凝集体を作るTDP43、FUSなんかも凝集するようでなかなかおもしろい。
もう一つの代謝系であるオートファジーの活性を失う変異ではあまり効果がないようです。
プロテアソーム活性の低下と神経変性疾患は深く関わると考えられますが、ALSもそのケースに乗るのか?

一度末梢神経が形成された後に神経が損傷を受けると、神経の軸索は再伸長して、Schwan細胞が再度髄鞘を形成しようとします。しかし普通は髄鞘の形成は元通りの厚さには届かないようです。
なんらかの神経ーSchwan細胞間のシグナルが関与すると考えられていますが、どうもNeuregulin1という遺伝子が関わっているようです。Nature Neurosci
神経が最初分化して髄鞘を巻くときにもNeuregulin1は中心的な役割を果たしますが、神経細胞(NRG1(Type III))ーSchwan(ErbB4)のような発現の違いがあります。
これがスタンダードと考えられていたのですが、一度成熟した神経細胞が損傷を受けて再伸長するときには、神経損傷によるシグナルの喪失を感受してSchwan細胞にもNRG1(TypeI)が発現して、分化に影響を与えるみたいです。
NRG1(TypeI)はTypeIIIと違い分泌型なので、もしかするとNRG1や、モジュレータにより、神経再生を促進するようなターゲットが作成できるのかもしれません。