へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

風邪にご注意・もうちょいで投稿・F1000の野望F1000 researchは論文発表の革新か?・寂しいと抵抗できない・脳の神経を別の神経へ~Reprogrammingの局地

さてさて、世の中には大分インフルエンザが流行ってるようです。
今日は結構職場にヒトがいなかったなぁ
実はインフルにかかったら出勤停止らしいですね、しらんかった。
かく言う私も、今日は偏頭痛が酷かった。
培養細胞が何故か死滅していたのはインフルエンザと関係あるまいな

だいぶ論文も投稿が近づいて来ました、今日は激しく旧研究室の先生とメールのやり取り。
よく読んだら論文の引用が大分迷子になっていて笑いました。
なぜ今まで気が付かなかったのか。
伝言ゲームみたいなもので、何人かが直していると、最初の伝えたかった意味がぼやけていたりします。
Can may might should、書くヒト、直す人で立場が違っていると、使いたい言葉も同じようで違いますし。
まぁあと少し、あと少し、これで真の卒業ですよ。

Faculties 1000というのを知っていますでしょうか。通称F1000ってあんまり略されてないな
これは世界のTop研究者4000名(1000じゃないじゃん)が、雑誌に投稿された論文のなかで注目スべき論文を、3段階評価で点数をつけていきます。
つまりF1000点数がついていることはその論文が重要であることを示し、なおかつ点数が高いと多くのスペシャリストに高い評価を受けていることになります。
Impact factorは雑誌の評価なのに対して、F1000スコアは論文そのものの評価(しかしやや恣意的な)となります。
F1000スコア、ホームページから見るのは有料ですが、評価されているかはAGTC checkerで論文を探すと出てきますし
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ChromeさんならPub-mederというアドオン入れると、pubmed内で点数まで出てきます
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てな、かんじ
このへんは前置き(長いな)
本編はF1000によるF1000 researchというサイトが出来、どうも他の雑誌では論文になりきれなかったような症例報告や、データを、査読前にも載せることが出来る、論文は随時データを加えてアップデートすることが出来るなど新しい形式の雑誌(というよりデータベース?)らしいです。
査読という難関で理不尽に跳ね返されているという不満が研究者に多いことを反映しているのでしょうか。
新しい発表形式ともいえますが、なんか発表者の善意にかなり依存してる気もします、客観性は失われるため、なかなか難しい。
これがPubmedに引用情報、論文を提供するということで、引用実績作成に使われることなどが危惧されているらしいですね。
色々な掲載形式が出来るのは良いですが、情報の海で、正誤を判断するのはどんどん難しくなっていくのかもしれません。

昨日はうつ病というか、精神疾患のなりやすさに思春期に他者と接して過ごすかどうかが重要だという記事を紹介しましたけど、寂しい状況に陥ると、体も悪くなるってニュースもでてました。
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ニュースの画像見ただけでしんみりしたわ。(T_T)
主に免疫系が低下するそうです。
長年連れ添った夫婦の片割れが死ぬと、もう一人も死にやすくなるらしいですし(特に男)。
まぁ寂しくないように生きなきゃって気になりました。
ひらめいたんだが、ニートラブプラスを与えたら、健康になったりするのかしら。
可愛い女の子が、職を見つけるよう誘導するソフトとか国家的に開発したらいいんじゃ
麻生さんならやってくれるか。

最近分化した細胞を別の細胞にかえるって研究が盛ん
このまえのCellにでた、培養細胞を直接神経細胞ライクなものに変えるって論文も衝撃的だったけど、今度は生きたマウスの分化した神経細胞をReprogrammingして、別の性質を持った神経細胞にすることに成功したらしいです。
ALSでうしなってしまう細胞をReprogrammingによって補填することができる、というような応用が考えられるそうです、うーん常識で考えれば、すでにある神経を変質させるってコストとリスクが掛かりそうな気もしますが、迫力のある論文ですな

パーキンソン病の血液バイオマーカー!
って記事に飛びついて、miRNAとみてそっとサイトを閉じました。
好き嫌いで言えば、miRNAはきらいじゃー