へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

孤独・脳のPacemakerでAD治療へ・APOE4で培養神経がすくすく育つ?・パーキンソン病治療の意外な効果

うーむ、この生活を続けていると精神的にヤバイ気がする。
シカゴはベトリが居て良かったなぁ

次の論文の用意をしようと思って、とりあえずIntroduction用に色々文献の情報を一、二行の英語に直す作業をしています。くどくど書きたくなっていけませぬ。

そういえば一週間前に書こうと思ってすっかり忘れてましたが、脳に電極を打ち込んで神経の活性を調節することによりアルツハイマー治療するという試みが始まった様です。
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パーキンソン病ではうまくいっている治療法ですが、アルツハイマー病ではどうか。
全身麻酔認知症が進行するとか、神経の活性化は本当にアルツハイマー治療として適当か?とか色々Negaiveな気持ちもしますが、こういうのはやってみないとわからんものかもしれん

APOEというタンパク質、E2、E3、E4という遺伝子型があるんですが、E4を持つヒトはかなりアルツハイマーに罹患する確率が上がるという最強の危険因子です。
神経が軸索を伸ばしていくのには細胞外マトリックスを足場に伸びていくそうで、これまでにもLamininというECM由来のタンパク質を神経細胞を培養するWellにコートするやり方がよく行われてきたとのことです。
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細胞外マトリックスがんばってるよ
しかしこの研究グループはAPOE4をコートしておくとLaminiよりよく軸索が伸びることを見いだしたそうです。
これで神経をうまく飼っていって、移植研究にHere we go♪
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ほんまかいな
悪役かと思われたタンパク質の意外な姿、普段は強面なヤンキーのニィちゃんが、捨てられた子猫に餌をやっている、そんな場面をみたような印象です、なんやそれ
とか心温まりながら生暖かくFigure見たけど、なんか微妙だなぁ
APOE3の方がもっと良く伸びるって話になったりして、なんでやってないのだ。

Parkinson病の治療薬に創造力を高めるような働きがあるんじゃないかという記事が
まじか
Parkinson病の治療はドーパミン量を高める治療なので、動機の神経伝達物質として、書こうって気になるのかもしれませんな
ただ副作用で、ギャンブル依存症になったりするヒトもいるので、よかれあしかれって気もします。