へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

痩せて来ました・Nature-APOE4の下流にAPP運搬ががが

Endnoteが崩壊してしまい、索引作成が全くの白紙に。
おおう文献集めの日々が無駄に。
リカバリー目指してごちゃごちゃやっていたら、夜の10時半に。
誰も待っていないけど、やはり家は恋しいので、まぁ帰りました。

粗食が最強
ということで昼ごはんをこんにゃく畑で済ませるようにしたらみるみる体重が減って来ました。
朝と夜はしっかり食べてますが、間食禁止。
一週間で1.5キロ弱痩せました、すげえな蒟蒻。
まぁ毎日飢えを感じてはいます。

Natureに奇っ怪な論文が
○どうもアルツハイマー病危険因子APOE4の遺伝子アレルを持つがアルツハイマー病にかかっていない人、およびアルツハイマー病にかかっているひと(LOAD)を比較して共通して発現変動するものを探索(このへんがもう意味不明だ)。
○引っかかってきた遺伝子群にAPPのソーティングに関わるものが多くあった(わからん)
○ということでAPOE4のリコンビナントをマウス神経由来細胞系にかけたらAPPのソーティングが変わる系を作った(謎展開)
○引っかかってきた遺伝子のほぼすべてが、この系でもポジティブな動態を示した。
○候補遺伝子の中にはAPOE4の毒性を高めるようなリスクとも取れる統計結果がでた。

と言った感じだが、この論文がNatureに通るということは、なんか僕の常識が間違っていたのだろうか、僕は本当に地球にいるんだろうか?
真剣に30分くらい悩んでしまった。でもデータがあまりにも唐突で
このラボの悪いところだけど、過去の矛盾する論文にほとんど触れずに独自の理論を展開しすぎるところがある気がする。
APOEがAPPの運搬、Aβ産生系に関わるという論文は少なく、またAPOE4のみに表現型が出るというのは本当に唐突なので、その系のValidationは欠かせないと思うし、APOEは代謝系に働いているという論文も多い。
そういう枝葉末節を跳躍しているので印象が悪い。
APOE4かけて何のシグナル動いてるんだ?
彼らの局在実験は自分の経験からは受け入れがたい所が多い。
細胞株の違いと言われたらそれまでだが、Neuro2aで内因性のBACE1の局在があそこまではっきりわかるだろうか。APPの局在とAPP-CTFのブロットもちょっと。抗体のValidateしてるのかなぁ。
ヒト脳で得た結果が、分化もさせていないマウス神経芽細胞であれだけ再現性が取れるというのが。

まぁわからないです、僕の頭が固いだけで、面白い結果なのかもしれない、データーは確かにめちゃくちゃ多いですし、その全てが彼らの主張とよく一致している(よくあの系ででるなぁ)。
この人数でCell、Neuron、Neuron、Nature続けさざまに出しているんだから、すごいと思うべきなのかな。
でも彼らのグループの論文の論理展開は正直どれも好きになれないなぁ。
誰が通したんだこの論文