へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

師の心しらず・その形は不吉だ・ユビキリン2の変異で認知症を伴うALSモデルができた・TDP43はFTDでオリゴマーとして蓄積する

イメージ 1
感謝してくれてもええんやで
修造は一所懸命だなぁ。
そんな心もつゆ知らず、教え子ってのはうっとおしいなーって思ってそう。
実習はきらいじゃないんですけど、終わるとどっと疲れがでます。
どうも大勢の前で話すというのは慣れないものですな。
ドンドン褒めたほうが効率が良いのがわかっているのですが、ツッコミ上戸の私、終わるとやや自己嫌悪です。

データを掘り起こすために、古いPCを立ち上げると、立ち上がりの遅いこと遅いこと、もう10年以上昔に買ったことになります。
一緒にシカゴまで行ったお友達。でも大分データ整理しちゃったなぁ。
Excelファイルには日付しか書いておらず、おのれの不徳は色んな所で跳ね返ってくるものです。

某試薬メーカー、キャラクター名募集中です
イメージ 2
存在が不明すぎる・・・何故に分裂?
培養細胞液に増えていそうで怖い
イメージ 3
連鎖球菌
イメージ 4
酵母・・・
ああ、心の傷が疼く。
コンタミンとか応募したいけど怒られそう。

ALSというのは運動神経が変性していく病気ですが、認知機能に影響が見られるタイプもあります。
このLive today for tomorrowってページはなかなかいいなぁ。
前頭葉認知症という認知症と病因遺伝子が相互に関わっているものも多く、2つの密接な関わりが予想されます。
原因遺伝子の中にユビキリン2という遺伝子があるのですが、その変異を使ったマウスでは認知力の低下が再現されるそうです
PNAS
論文ざっと見た感じ、なんかこれはALSじゃなくて別の病気じゃね?って気分になりましたが、まぁおもろい。
ALSは遺伝子たくさんあって楽しそうだなぁ。
ユビキリン自体は、タンパクの分解機能に関わっていて、パラログのユビキリン1が危険因子として報告されています。
どうして病気によって変性部位が異なるのか、このパラログの機能を解析すればわかるのかもしれません。

Nature communicationsを読んでたら、ALSの病因遺伝子TDP43がOligomerを作っているという論文あり。
TDP43オリゴマーに特異的な抗体を作って解析、でもこのオリゴマーに対する抗体っておなじの使ってもオリジナルと同様の結果を得ることが難しい場合が多いんだよね・・・
先ほど言及したFTDでも多くオリゴマーとして溜まっているみたい。
核として働くとAβ凝集にも関わる、まぁいわゆる他の分子による病的オリゴマーと同じような性質
神経にふりかけるとNeruodegeneration、当たり前やろ。
TDP43は病気が進むと切断されて小さい物が増えていくという傾向があるのですが、このオリゴマーは全長TDP43でできてるみたいです
ああ、みんなオリゴマーで落ちるのね