へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

最近の若い者が歌う曲は・私も怖い子・ナポレオン漫画に燃える・脳深部刺激療法で認知症治療?・脳梗塞治療薬エダラボンでAD治療?・電磁波とAD・ERとエンドソームのコンタクトサイトの機能

最近蕎麦屋なか卯でかかる、昔の歌のカバー、有線なんだろうか。
懐かしいっちゃ懐かしいけど、昔の歌手で歌ったイメージがあるから、たまにイラッと来ることもある。
今日はカサノバ風の、
誰だよカサノバって、調べたら結構すごいやつだった、どっかの校長みたい。
ええと、ボサノバねボサノバ、ボサノバ風に若い女性歌手にこれ↓が歌われていた
わたしーのお墓の前でなかないでくださいー、はっはーん
ざけんな、俺の方が先に死ぬわ
とかマジギレしました、はぁはぁ。
なんていうか上手いだけなんですよね、魂がないというきもします。
でも初めて聞く人もいると、こちらが本物ってことになるんでしょうか。

ちょっと理由があって自分の名前をグーグルで検索して、自分の名前と関連のある画像を探したりしました。
自分の顔が出てきたり、自分の著書が出てきたり、まぁ当たり前なんですが、なぜか
ガラスの仮面の表紙が出てきました
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Google!怖い子・・・
怖くてページが開けなかった、出演してたらどうしよう、童謡してます、パッキャラマード♪、いや動揺な。

大丈夫かおれ、こんな日常で。
そんな日常生活は漫画で塗り込められています
書こうと思って忘れてましたが、週末こんな漫画を読んでました。
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ナポレオン漫画、これがまた面白い。
ナポレオンのエジプト遠征が、記憶にあるよりかなりグダグダで、兵をおいて尻尾を巻いて逃げ出したりかなりひどい。
まぁそういう失敗も良くする、男臭い戦記として描かれていて、フランス革命期の権力者の変遷も楽しめます。
もうどんどん権力者が暗殺されて、次が出て来るので、こいつ誰だっけ?とか思うこともしばしば。
朝から一巻読み始めて30巻よんで気がつけば15時、飯も食べずに読んでました。

久しぶりに、プチッと切れて怒鳴りつけてしまいました。
ああ、まぁあの父にしてこの子が居ないわけないわな。
ところが、いつもキレるとすごく反省感が出て来るのに対して、わたし少し-も悪く無いわ-♪
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・・・悪そうだなこいつ、まぁそんな気分になりました、さすがにいい加減にせいよ、って思ったし。
忍耐力はもうゼロなのよ。

サササ、サササのさ、でさようなら、さようなら・・・
いやいや、サイエンスネタ、ネタネタ、もう寝たい・・・
いや、なんかあった気がしてきた。
ああ、脳深部刺激療法で、加齢による認知機能の低下を食い止めようって話がeLifeにでているらしい。
脳深部刺激療法とは、定位固定手術により、脳の局所に微小な電極を埋め込み、人工的な活性化の制御を行うことにより、各種治療を行う方法で、とくに難治性のパーキンソン病(特効薬であるL-DOPAの効きが弱い、強い副作用がある場合)に対して顕著な改善効果がみられる場合が有名である。
アメリカではDBS研究が盛んで、難治性の鬱なんかも著効ある場合があったようにおもう。
本気でアルツハイマー治療で前臨床試験やってるし、あながち効果はあるのかもしれない。
一方で、麻酔、脳梗塞、頭部外傷でアルツハイマー進行が速くなるケースもあり、このような侵襲性の高い治療が長期的に有効であるかは、疑問点もある。
論文のモデルもアルツハイマーってわけではないし、記事をみた印象ではDementiaに効果あり、ってのはどうかな、と思った。
どうでもいいけど記事にでてくる写真の研究者が知り合いに似ていて参った、そんなところで何してるんです、Tさん。

ああ、そうそう、日本発の脳梗塞治療薬でアルツハイマー治療ができるかもしれないって論文がPNASにでてました。
これは某会社のラジカット(エダラボン)という薬で、作用点脳梗塞時に発生する酸化ストレスを吸収して脳神経を保護するということが主作用とされています。
就職活動をしている時くらいに承認された薬で、かなり注目してました(就職活動的な意味で)
なんか、これとアルツハイマー(どちらかというとパーキンソン病だけど)治療薬の可能性を探りたい!とかいったりしたもんでした。
まぁお互いの気持ちがすれ違い(詩的な表現?)、就職はならなかったわけですが、その時妄想したことが、ここに花開いているのでした、こわいわー預言者でこわいわー、言ってろって感じですが。
まぁざっと読んだ感じ、アミロイドβ蓄積も減るし、神経損傷もへるし、かなり有望って感じです。
ただなぁ、エダラボンは結構副作用が問題になってた気がするな。
腎機能の落ちている患者には禁忌、とかか、まぁこのくらいなら注意すれば使えそうな気もする。

なんか今ふっと思い出したものがあったんだが、なんだったかわかりますか?
と昨日くらいに弟子に聞かれました、知らんがな、電気ショック与えてやろうか・・・
さて私が思い出したいのはなんだったか、電気電気…、あ、そうだ電磁波。
あんたーそんな電話ばっかりしていたら、脳がやられてしまうんだからね!
そんな根強い都市伝説もあるんですが、通信機程度の電磁波では、少なくともアルツハイマーやALSが悪くなったりしないらしい。
まぁこの説も出たり消えたり忙しいですけどね。

これこそNatureって思った論文があった。
これはなかなか発想がすごかった。
どうもエンドソームとERが近接しているサイトってのがあるのは分かっていたけれど、その意味、機能はほとんどわかっていなかった。
今回ERに存在するProtrudinがEndsomeに存在するシグナル脂質PIP3にたいする結合サイト(FYVEドメイン)を持っており、ProtrucinがLateエンドソームに存在するPIP3、Rab7を認識することにより、ERとのコンタクトサイトを提供していることが明らかになっている。
それだけでも面白いけど、ERとエンドソームのコンタクトにより、Protrudinと相互作用していたモーターたんぱく質Kinesin1がえいやっとエンドソームタンパク質FYCO1たんぱく質に乗り替わる。
つまりER-Endosomeのコンタクトにより、Late endosomeにキネシンが積み込まれることになる。
キネシンは微小管というレールを通って遠位方向にカーゴを運んでいくので、エンドソームは膜付近に運ばれていくことになる。
このようにERとEndosomeのコンタクトを繰り返していくと、どんどんLate endosomeは表面膜近傍に運ばれていき、最終的には膜と融合し、その分細胞の膜が局所でのびていき、Neuriteを形成するという事になるらしい。
なんというかスキームが美しくて感動してしまった、謎がすべて解けてしまったぜじっちゃん。
まぁ本当かどうかってのはこれから検証されるんでしょうけど、個人的には好印象です。
参考になる実験結果もあり、ちょっと食指が動きますな。
もう寿命がないや。