へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

それはそれで論文をよろしく・古味さんやゾンビをたしなむ・広島へ・β2受容体作用薬はSNCA発現を制御してPDを改善する?うーむ

相変わらず忙しくて仕事がそこかしこから降ってくるけど、なぜか最近帰って料理する元気が出てきたりするので、調子的には上向きな気はする。
レビュー?11月中?余裕ですよー、ハハハ(マジか)、まぁでもレビューは書いてみたいのでOK。

上向きなうちに仕事しようと思って、いい加減に論文を進めてくださいと元ボスにメールを送ったのだけれど、まぁ返信は来ない。
何も言わないのは結局自分もサポタージュしているのと同じなのだ、めげずにせっせとせっつかねば。
英語を直すだけの仕事のはずなんだが、いったい何に時間をかけたいのかすらわからん、わからん、そしてわからん。かんべんして。
時間ないのならギブミアコントロールなんだけどなぁ、なんかそこら辺の割り切りってのができにくい人というのはいる。
まぁ近親憎悪やな、欠点が酷似している気がする。
僕も悪い、彼も悪い、でも何も言わないと何も進まないのだから。

1本出てしまえばチャンチャンと出せていく気もするんだよな。
春までに泥をかじってももう一本論文を書こうと思って、実験も進めている。
オチ、オチが必要で実験するのだが、オチを出すために実験をしているのは本当は良くない。
~が知りたいから実験する
これがやっていても、傍からみていてもかっこいい研究のやり方である。
1本研究奨励金を書いてみることにしたので、とにかくかっこいい題名をまず考えてみることにした。
~の技術が切り開く~の創薬とかまぁそんな良い感じの(ふわっとしてるな)題名をつくり、そのために良い感じの実験系をくみ上げるのだ(あかん)。

漫画、まぁ読んでいるな。
ブコメを読んで笑ってるのは、はたから見るとどうなんだろう?
まぁ笑わないよりましというもの。
古味さんは、コミュ障です、を読んでみた。
かなり好きかも、自分もコミュ障的なところがあるからかもしれないが、古味さん頑張れと思ってしまった。
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といっても周りから結構気を使われる古味さん。美人は得なのであった。
いい具合に虚構が混じってるので楽しいです。

ブコメばっか読んでるわけでもないが、初恋ゾンビという漫画にも手を出した。
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男どもの初恋が妄想として見えてしまう不思議な能力を持った主人公の話。
初恋は大体かなわぬものなので、妄想がゾンビ、となって男たちの周りを漂っているというのが題名のわけである。
1巻あたりはいかにも少年誌、という感じでまぁ、いろんな女の子とと仲良くなるテンプレが見えたのだけれど、読み進めると、かなりちゃんと伏線が張られていて、おお、これはかなり名作なんじゃないかと思えてきた。
初恋の幼馴染がヒロインぽいけど、同級生の方を応援したくなってきた。

旅行とかいろいろやったような気がするけど、時間がたつと何やったか忘れるなぁ。
広島にドライブにいったりしたか。
鞆の浦福禅寺対潮楼 切り取ったような景色が美しい。
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仙酔島という癒しスポット?にわたって歩いたりしました。
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島全体をながれる、ここはいやすスポットなのよ、という宣伝がちょっと気になる。
良い所なんですけどねぇ
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広島空港近くで、赤毛のアンに出てきそうな屋根付きの橋を見つけたりした、まぁ隣にいるのは母親であるところはロマンチックではない。
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相変わらずなぜかホテルはブッキングし、また泊まれなくなったりして、町の方のビジネスホテルに泊まることになった
その代わり料理がめちゃくちゃ豪華になったのでトントンでした、なんだこの引きは。
次の日は呉にいって戦艦ヤマトミュージアムへ行ってまいりました。
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かっこいいなぁ、久しぶりに名前の言えないあのゲーム(いや言ってもいいんだが)でもやるか、と思いつつ、母親は退屈だろうとさっさと歩いていたのですが、よく見ると滂沱の涙に掻き暮れていたりしました。
なんでやねん、と突っ込みつつ、まぁ一応戦中世代なので思い入れがあるらしい。
もっとゆっくり歩いても良かったなぁ。

たまには論文ネタ。
久しぶりにScienceの論文を読んだりしました。
なんとβ2アドレナリン受容体アゴニスト(ぜんそく治療薬)はパーキンソン病治療薬としてつかえるかもとのこと。
ドプスというアドレナリン前駆体薬があるので、知ってた、と思わずつぶやきそうになったけどβ2特異だったら新しいのか。
αSynuclein(SNCA)というパーキンソン病関連タンパク質があり、パーキンソン病患者脳で蓄積や凝集体が観察されます(Lewy小体、Lewy neurite)
SNCAは遺伝的に重複するとPDになりやすくなるなど、その代謝・発現制御はPDリスクに深くかかわっている可能性があります。
神経芽細胞を用いて、SNCAの発現を制御する化合物を探索したところ、βアドレナリン受容体作用薬が引っかかったそうな。
動物モデルもβ2R作用薬で改善、ヒトでPDリスク改善、アンタゴニストはリスク亢進。
と、まぁ辻褄はあって、新しい創薬ターゲットとしては面白そうだった。
ただ、最近のScienceの論文の証明はデータは多いものの、なんか的外れというか、直接的なものが少なく、どうも未消化感が消えない。歯切れ悪いなぁ。
GPCRシグナルがエピジェネティクスに関わるらしいのだが、なんで?ってところまで届いてないし。
β2Rがvivoやヒト脳で本当にSCNAの発現を変動させているかについて、直接に発現量を見たデータが少なく(転写は調節されていたようだが)、治療効果があっても、本当にSCNAの発現量調節によるのかは疑わしく思えた。

そういえばアドレナリン作用薬でタウの凝集が抑制されるってろんぶんもなかったっけ?
ああ、これこれ、Isoprenalineだから非選択的β受容体アゴニスト、といってもこちらはシグナルじゃなくて、構造がキーだった。
アルツハイマー病はアンタゴニストの方が良さそうな論文もある
ADになるか、PDになるか、まぁぞっとしない選択肢であるな。