へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

今日はサイエンスネタなど無かったんや

論文を読みなおしてみたけど、やっつけはアカンな。
自分で読んでひどいところが数箇所あったから、時間をかけて校正しないといけない。

最近歌を歌ってない事に気がついた。
昔は実験やりながら歌って、たまに踊って、実験を失敗したものだが。
さぁ歌おうと思って歌うものでも無いわけで、週末の研究室、響くよディープフリーザーのエラー音(あれっ?)
おっさんになるって悲しいなぁ。
何も考えてないで歌うけど、童謡も突き詰めると、ちょっと不思議な歌詞も多い。
さてこれを歌えますか
Have her make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary and thyme
Without a seam or fine needle work
And then she'll be a true love of mine.
答えはこちら
個人的には白鳥英美子とかサイモン&ガーファンクルも捨てがたいです。

むかし金髪のジェニーの歌が好きで、訳詞をつけようと思ったことがあります
なぞの定期金髪のジェニー押し、何回かやった気がしてきた。
I dream of Jeanie with the light brown hair, 
Borne, like a vapor, on the summer air
I see her tripping where the bright streams play, 
Happy as the daisies that dance on her way.
Many were the wild notes her merry voice would pour, 
Many were the blithe birds that warbled them o'er: 
Oh! I dream of Jeanie with the light brown hair, 
You tubeで検索してたら、日本語の歌詞が出て来ました、ありゃりゃ(大変)先越された。
夢に見しわがジェニーは
ブロンドの髪ふさふさと
小川の岸辺を行き
あたりには雛菊(ひなぎく)笑(え)む
楽しき歌 口ずさびつ
小鳥の歌に合わせて
ああ 夢に見しわがジェニーは
ブロンドの髪ふさふさと行く

うーむ、しかし一番は恐ろしく直訳。ブロンドの髪ふさふさと行く、は今一な気分。
すごくたくさんの金髪が、風にそよいで日に照らされて輝いている、それが霞か蒸気のように見える。Dreamとかかって、夢幻のような印象が感じられる。
でも歌に合わせた語句にするのは難しいのだろうなぁ。
この場合のDreamはなんとなく瞼を閉じて、昔自分に笑いかけてた頃のジェニーを思い出しているような感じでしょうか
long for Jeanie with the daydawn smile, 
Radiant in gladness, warm with winning guile; 
I hear her melodies, like joys gone by, 
Sighing round my heart o'er the fond hopes that die
Sighing like the night wind and sobbing like the rain
Wailing for the lost one that comes not again: 
Oh! I long for Jeanie, and my heart bows low, 
Never more to find her where the bright waters flow.
ジェニーは晨(あした)の光
さしいずる朝日影
その歌声聞く時
昔の想出(おもいで)かえる
夜のしじまに そぼ降る雨
聞きて偲(しの)ぶや 亡き君
ああ なつかしき面影(おもかげ)を
慕えど君 また帰らず

二番は昔のヒトが作った古き良き味わいがあって好きです。日本語の歌詞だとなんとなくジェニー死んでる気がするけど。
目を閉じて姿が浮かんで、そして声を思い出している。
うむ、この思い出し方の順序ってのは叙情的だし、ちょっと科学的でもある。
なんだかんだ行って、多分フォスターは奥さん今も愛してるんだろうなって気はします。
愛は永遠ではなかったけれど、無かったわけでは無いのだ。

I sigh for Jeanie, but her light form strayed 
Far from the fond hearts round her native glade; 
Her smiles have vanished and her sweet songs flown, 
Flitting like the dreams Now the nodding wild flowers may wither on the shore 
While her gentle fingers will cull them no more: 
Oh! I sigh for Jeanie with the light brown hair, 
Floating, like a vapor, on the soft summer air.that have cheered us and gone.

なつかしきわがジェニーよ
汝(な)が面影いずこぞ
微笑(ほほえみ)も歌も夢
今は跡だにとどめず
水際(みぎわ)に咲く野辺の花も
摘む人なく首垂(うなだ)るる
ああ なつかしきわがジェニーよ
汝(な)が面影はいずこぞや

距離感があり、彼女の居るふるさとを離れて、もう帰れない感じ。帰ったとしても昔水辺で幸福そうに自分に笑っていたジェニーはもう居ない。
とても好きだった頃の愛のままでいてほしい、ってのがフォスター的な感覚なんでしょうか。
今はそうじゃないから受け入れられない。
時間が立って変わっていくことは正しいのだとおもうけれど、でも感情はなかなか吹っ切り難いものだからなぁ。
シュトルムの短編にそんな話なかったかな。前もこの流れで書いたかしら。
ずっと連れ添っていた妻が、年をとったのに気づきショックを受ける(自分が年をとっているのを忘れているからいい気なものだけど、まぁ大昔のお話だから)、若いころの彼女を思い出したりします。
だけど、若いころの愛そのままではないけど、むしろ深くつながった愛情があることに気づく、そんな話だった気がします。
シュトルムは悲恋の話が多いし、そちらの方が印象的ですけど、こんな話も書くんだなぁって思った記憶があります。
日本語歌詞的にはもうお亡くなりになっている感がいや増す。
さてさて他にも日本語訳はあるみたいで、おこのみのはあるでしょうか