へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

15秒で終わる世界名作劇場・さんじょう参上?・猫島に行きたい・終わった行事・終わらない書類・出世論文・人の眠りはデトックス・BEX今度はパーキンソン病に効く(?)

教えておじいさんシリーズ
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ハイジオワタ m(_ _)m
あの雲が待っている理由にも明確に答えてくれそうなおじいさんですが、夢は無くなりそう。
超出落ちですな

一ヶ月くらいまえ、お茶いれたのに急須見つからないなぁ、と思っていたのがひょんなことから見つかりました。
え、聞きたくない?奇遇ですな、私も書きたくない山上、いや字違うけど、いいやこれで

岡山近く(本当は香川)の孤島にねこだらけのがあるそうな
これからは寒くてあんまり季節がいいとは言えないけどちょっと行ってみようかな。
埃をかぶっていた一眼レフかめらが火を噴くぜ(噴いてどうする)

ここ数ヶ月の懸案だった行事も終わりました。幸いこんな人は居なかった
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大して仕事もしなかったでしたが、今日はとっぷりと寝ておりました。
人付き合いの苦手な身としては、ヒトとたくさん係る行事が一番苦手です。
まだ科研費という大きな山があるんだよな。ああ、たまに目が回るのです。
取り敢えず書けてはいるので、仕上げを御覧じろですな。
これまでの結果から(頑張って)予想することには、(ポジかネガの)有意義な(なんらかの)結果が出ることが(期待値として)示唆され、(もしかしたら)新規治療ターゲットを発見できることが(ねがわくは)期待されるのでお金がほしいとか書いてるのは私じゃない、私じゃないんだ。
まぁ結果持ってるから実際もうちょいマシだと思いまする
ソフトバンクとか大金持ちが興味持ってくれないかしら。

フラフラ歩いてたら岡山発の某新興宗教のビルがあるのに気づく。
なんとなくインパクト無いけど実は幕末三大新興宗教なんだよなこれ。
それほど悪いイメージは持ってないんだけど、今ひとつ宗教とは縁遠く生きていたい気持ち。
まぁなんでも程々ですな。
世界は良い物によって守られていると思うのはたいそう幸福なことなのかもしれません。

さて、結構たくさんサイエンスネタためたんですが、もう忘れたい・・・
サイエンスネタとしては超どうでもいいんですが、ある雑誌のレビューをして、超ダメダメ出しをした論文が2年後出世してあるいい雑誌(まぁそれなりに)、に出たのをみてショックです。
えーこれねぇ?改稿されて、マシっちゃマシだけど。
いま見てもダメダメなんだけどなぁ、まぁどの論文かは言わぬが花ですな。
このラボ節操無くて嫌いです。
こんなアホみたいなこともよくあります。

面白そうだったのが、ひとが寝なければいけない理由は、頭から毒性因子を消し去るためだ、ってのがScienceにのってましたな、まだコンセプトしか見てないけど、おもろい
Sleep no more. Macbeth does murder sleep.
ってのはシェークスピアの戯曲のセリフですが、Sleep no more, You does murder your brain,ってところでしょうか。
眠りというのは何のためにあるのか、ということで近年出た結論は昼の間に得た記憶を取捨選択し、整理する時間が必要なのだという事がわかっていたのですが、今回の論文では驚くことに、昼の間に出てきた毒性物質(なんと我らの天敵、アルツハイマー病病因因子アミロイドβらしいのですが)が脳から除去される機構にも関わるとか。
ああ、Glymphatic systemか、論文読んだ覚えあるわ、ラボも同じかぁ。
このSystemというのは、血管の周りにグリア細胞がもう一つ管を作っていて、そこで血管と脳脊髄液の周りでフィルターのような役割をしているって考え方で、CSF(脳脊髄液)の労廃棄物を定期的にクリアアウトするのに重要な役割を持っているとのことです。
(多分代謝自体は血管から運ばれて別の臓器に行く)
今回、じつはこのGlymphatic systemに、覚醒時と睡眠時に大きな構造変化が起こることが報告され、睡眠時はグリア細胞が縮み、CSFの脳から血管への流出が高まるという現象が起こることが発見されたとか。CSFが減るので、脳も縮んでしまう。
CSFの代謝は進むので、昼に出てきたToxic molecule、今回はAβですが、クリアアウトが進みます。
眠らなかったらAβの排出止まって脳内に増えて、もしかしたら蓄積。
ADが進むと不眠が出てくると聞きますし、かなり面白い知見だと思います。
面白いんですが、出てきて間もないから(2012年だから去年?)、他のラボによる追試のような論文は出てきてませんし、このドラスティックな変化があるのなら、今まで気が付かなかったなんてことがあるのかしら、サイエンスの論文は半信半疑ですわ。ぶっ飛んでる奴多いし。
あと、この論文では麻酔により睡眠と同じ効果、つまりCSFが排出されて、Aβも代謝を受けるのですが、じつは麻酔自体はアルツハイマー危険因子の一つではないかという議論もあり、矛盾するようなしないような。
おもしろいんですがGlymphatic systemがもう少し一般的に認められるか、様子を見る必要はあると思います。

そういえばBexaroteneって薬、アルツハイマー病に効くってことでScienceに載ったんですが、その後否定論文が知ってるだけで5報出ていて、なんとも寂しい限り。
しかし捨てる神あれば拾う神あり、パーキンソン病に効くんじゃないかって、ほんまかいな
といっても6-OHDA(酸化剤でドパミン神経を壊す薬剤)打ち込みモデルか、このモデル直せるって薬剤はゴマンとあるからなぁ。
急性すぎる所もあり、行動不全の表現形が一番良く出るPDモデルですが、僕はちょっと懐疑的です。
AlzforumもなんでFocusしてるのかようわかりません
とばしとばし