へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

γセクレターゼのなかのAβ42、これは爆弾ナノカ?燃えるForum

私のグループに人が来ない!ってのがここ2,3年の悩みであったが、今年は研究室自体に3年生が来ないことになり、まぁ震える。

ちょっと真面目に来年はリクルートするかなぁ、怖くないのよ・・・

はー来年学生が卒業したらどうしようか。

来年どかっと人数減るなぁ。

 

ああ、この論文プレプリントに回ってたのねというのがAlzforumでトピックに上がっていた。

まだプレプリント、うん、だろうねという感もあり。

やっぱりForumでは燃えておるし。

www.alzforum.org

Aβ分子種の中で、病態に関わると言われる比較的長い分子種がγセクレターゼ内に結合したまま残り、その酵素活性を阻害する、といった内容だったか。

実際、アルツハイマー病では病態に関わるAβの産生に関わるγセクレターゼの活性低下が起こるという、やや矛盾した話があるが、少数分子であるAβ42が阻害効果を示すのであれば、論理的にはうまくハマる可能性がある。

まぁちょっと前にこのデータの存在は知っていたけど、初見ではうーーーん?と思ったものであった。

仮説はそれなりに面白いんだけど。

実験系がやや強引で、主観的なデータ解釈が多い印象。

彼らの仮説以外でも説明できそうなことを、よくわからん単一系で証明したとか言い出すしなぁ。

Aβが活性γセクレターゼの中にあるよ、というデータくらいあればもうちょっと肯定的になるけど。

論文で結果を説明する努力をしない傾向で、結局自分の考えが一般化できるようなイメージを構築できていないのではないかとかぷりぷり思ったかなぁ。

なんかこの論文は読んでて、かなり違和感を感じるんだよなぁ、まぁ最近酵素学の読解力が落ちてる気はするけど。

他にも色々書きたいことはあるんだけど、まぁやめよ。

途中からAPPーCTFのMWの位置がコロコロ変わるのはなんなんかね。

そういうところだぞーとか少し思ったり、まぁ系が違うのかもしれんか。