へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

休みにやることがない・金が足りぬ・細胞をかうのだ・Secertaseの活性は失われるのか、かわるのか

五月の連休が近づくが、まるで予定がない、母親が入院中で自分だけ遊んでもいいもんだろうか
まぁ色々やるべきことをやるのかな。
新しい論文があるから書き始めなきゃ。
そろそろ英会話やりたいからどっか行くかなぁ、どこかで自分がちゃんとどこかに向かっている気分になれる事をしないとイカン。

細胞バンクから幾つか細胞を買った。
日本では培養細胞のバンクとしては
である程度の細胞を安く買える。
企業から買う場合は
から買うことになるが、バンクの二倍強するのでつらい、科研費の1/10くらいになってしまうしなぁ。
培養細胞の種類を変えた所で所詮培養細胞であり、今流行のiPS、モデル生物にくらべ色褪せる感はあるのだが研究的な取っ掛かりは欲しいのだ。
ミリポアで売っている、神経細胞分化ができる細胞が欲しいのだけれど50万円くらいするのでなんとも。
足元見てるなぁ。

新しい論文をよむとそれだけやりたいことは出てくる、それを全部できる金も甲斐性もない、となるので出来ることをやらなければならない。
金があればいいんや、と色々奨励金公募に手を出す日々、しかしなかなか当たらないものだなぁ、論文をもっとコンスタントにだす、今までの実績に即したアイデアをだす、こんな所が必要なのかもしれないとは思う。
じゃぁSecertaseをやるか、ということになるが、どうにも自分の分子では無くなって久しい感覚、手を離れて育ちすぎた感あり。
なんというかアイデアがあっても解析系がついていってないのだ、10年前から自分が使える実験系に変化がない。あーめん。
まぁそうは言ってもその線で考えていたら、一個昔のテーマを思い出したので、これを起こして使えるかを検討することに。

さてセクレターゼといえばなにか話題があったか。
以前アルツハイマー病関連酵素γセクレターゼについて、あるAD関連変異についてγセクレターゼの活性が完全に失われるものがあったため、γセクレターゼの機能欠失こそがADの本態である、というかなり大胆な仮説を立てた論文があった。
つい先日ドイツの研究者たちが、じつはいままで注目していなかったAβ種であるAβ43という分子が実際にはγセクレターゼで作られていた事を証明し、機能欠失よりは、異常機能獲得なんだね、という再確認論文がでたことをこのブログで報告した気がする。
Neuron誌上でそもそもの機能欠失論を唱えていたラボとあらたにAβ43についての論文を出したベルギーの研究者たちが対立論文を双方で出しているようだ。
対立というよりは、まぁ機能欠失もあるけどね、という片方の歩み寄りを、大元のラボが突っぱねているようにも見える。
まぁ今のところ二対一で機能欠失の方が分は悪い。
いままでの研究の流れからも、機能欠失だけでADが起こるというのは厳しい所ではある。
さてどんなもんだろうか。