へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ポンコツな勇者・筍の戦い・CCNF変異はALS-FTDに相関し、TDP43のユビキチン化に関わる・PIAS1はハンチンチンのSumo化に関わり、凝集毒性を亢進する因子であるようだ。

久しぶりにポンコツエストを見た。最悪やな勇者。

春眠暁を覚えず、なんだとはおもうけど、早く寝ようが遅く寝ようが5時半に目が覚める毎日。
小さい頃は何をされても起きないくらいぐっすり眠っていたものだが、その頃が懐かしい。
ちょっと植物を買うのにハマってしまっている。猫より楽だしのう。
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エアロバイクを毎日10分漕いでいる。
結構運動している気分になるから、買って損をしなかったものに入りそうである。
運動をしていると気分的には上向きになってきたし、血圧も減少傾向(有意差なし)
調子に乗って、腹筋をきたえるローラー
久しぶりにDNAワークをやる気になって色々パズルをといていた。
大昔はDNAワークをのクローン買うのも大金出したものだが、Origeneでタグ付きでも一部27,000円。
安くなったもんやなとは思う、クローニングコストを考えるとチョンチョンかなぁ。
エントリーに入っている方がやりやすくはあるが。

週末は母のリハビリを効率化するため、とやらで実家の写真を撮りに行った。
しかし気は筍にあり。新しくスコップと鍬をかってしまった。
これを抱えて岡山駅を通過するのは、なんというかマジックポイントが必要だった。
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100メートル歩いたらこれである、ああ麗しの高梁川よ。
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モルダウをうたいたいところだが、ハハに言わせると、モルダウは演歌である。
おとーことおんなのあいだーには 深くてでっかいかわーがある。
またこのねたである。
さて川の畔に我が家の竹林が有る、イノシシに襲われたあの一年を除いて、筍を供給し続けている。
竹林の横には父が死ぬ前に手がけた果樹園が有るのだが、そのうち竹に侵食されそうな勢いで、筍が伸び続けている。
果物が取れたこともないのだが、竹林にするにもしのびずせっせと筍をほる、もしくはおるのであった。
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小さめなやつが基本エグくなくて美味しい。
あまり手入れはしていないのだが、採りたてというだけでボーナスが付くものである。
友達に送った後、一部残して、久しぶりにタケノコ料理を作ってみた。
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キンピラなはずだったが、ちょっと太め。
まぁおいしかったですよ、こんなには食べたくなかったが。
一人で生きるというのは、分量が困難である。

サイエンスネタといえば、ALS/FTDの病因遺伝子変異がまた見つかったらしい
これでも昔はNature genetics行ったとおもいけどな、まぁNature communicationsもIFは上がっているからよいのか。
ざっくり読んだ感じでは、ユビキチンE3リガーゼと複合体を組んで蛋白質のユビキチン化を促進する酵素群FBOXファミリーの一つであるCCNFに変異があることが、ALS、FTDのリスクとなるよう。
バイオロジーの実験がやっつけすぎなきはするが、ユビキチン化が蛋白質の機能に大きく関わっているALS/FTDのキーファクターとなる遺伝子の同定なのかもしれない。
CCNFはガンとの関連論文はあるが、Neuron関連は一報しか見つからなかった。
ALS関連遺伝子がたくさん蓄積していく細胞内のタンパク凝集塊、ストレスグラニュール形成に関わるTialのKOで増える因子にCCNFが増加する、ということでちょっと面白い。
TDP43などでできるストレスグラニュールにCCNFが来るかどうか、もしくはTDP43の輸送を制御できるかなどが今後の研究の主眼ではあるだろう。
ただ、この論文の生化学は後々禍根を残しそうな気はする、もうちょっと何かやってほしい。
変異でユビキチン化亢進、ふむ薬になるからいいかもしれんが、変異で活性が上がるってのはどういうことやろな。
個人的には局在か輸送経路が変わるとみたが。

ユビキチンが増えれば変性疾患になり、Sumoylationでも凝集、自然のママがええんか。
ハンチントン舞踏病の原因遺伝子HTT蛋白質のSumoylationは凝集、毒性を亢進するようだが、PIAS1という蛋白質が制御しているらしく、PIAS1を遺伝的に減らすと凝集毒性が改善するそうな。
阻害剤で減りそうなのは有望かもしれない。
タウやアタキシンあたりもSumoylationを受けるらしく、神経変性疾患のキーとなる修飾ではありそう。
機能的にはユビキチンと競合しそうな気はするが、さて今回の論文読んでると同じ向きなきがするなぁ。