へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

字喜多できたか・草原の風、はなとゆめ・美しい表紙・痒くなる動画・GSAPその後

鳥取の観光資源が数少ないと言って申し訳ないことでした。
誰が砂丘インパクトに勝てようか。
そしてカニがうまい。
とてもカニがうまい。
とにかくカニがうまい。
そう、ラッキョウも美味しかったわ。

それに比べて岡山はなんでしょう、桃太郎桃太郎ともてはやし、キビ団子を売る。
これは日本を征服して、岡山の傘下に入れようとする野望なのだ。
そして桃太郎以外のヒーロー探しにも余念が無い。
食らえ清酒岡山戦国 
宇喜多物語
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宇喜多家できたかー、岡山県人と信長の野望ファン意外に需要があるのだろうか。
毛利元就ですらけっこう知名度ヤバイんだが。
また宇喜多直家がまたヤバイやつなんだよなぁ、あんまり知られてないけど。
宇喜多秀家がまた使えない奴なんだよなぁ、なぜかニコ動で愛されているが
山中鹿之介のこともたまには思い出してあげてください・・・

結構歴史物好きで、最近は宮城谷昌光の草原の風、という本を読んでました。
結構ある程度同じ作者のものを読むとパターンが分かってしまいがちですが、宮城谷昌光もその限りではない。
どうも清々しい主人公を書きすぎるきらいがあります。
一遍、煬帝とか朱元璋とか書いてほしい、ひどいやつやで。
といっても今回の主人公は劉秀、光武帝なので結構興味ありました。
古代中国は真面目が行き過ぎると神聖視されて、こじらせると皇帝になってしまう。
光武帝も超真面目人間、見習わないと。

そういえば、冲方丁の「はなとゆめ」を読み始めました。
清少納言無双な話かとおもいきや、冴えなくて引っ込み思案な清少納言が、中宮の抜擢に答えて成長していく物語だったりします。
才能のある人が名を成し、歴史に残っていくわけですが、パトロン、才能を見出し、適した環境を与える人が居たりするわけです。
年をとったらパトロン的才能が花開かないかしら。大分自分が出来ることは見えてきてしまったからなぁ。

サイエンスネタネタ
そういえば、日本分子生物学会誌の表紙が話題になってました。
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ああ、DNAの二重らせんなのね。和風テイストでござる
最近はあまり本で論文を読むことが無くなって、表紙なんか見なくなったなぁ。
たまにCellとかNeuronがはしゃいでるんですが。

JOVEを読んでいたら熱帯蚊の大量培養とかいう、どんな需要があるんだ!ってな実験法が載ってました。
閲覧注意ですぜ
じつはマラリア問題があって、蚊なんて絶滅しちゃえばいいというのが、欧米科学者の通説です。
詳しくはTEDなどにも講演があります
ここで、大量培養した遺伝子改変したオスの蚊を放ち、野生のメスと交配させると、子供は実は死んでしまうというなかなか悪辣な手段なのです。
そのためには、遺伝子改変した蚊を大量に培養し、育て、オスのみを選別する必要があります。
雄と雌の陽性のかすかな大きさの差を利用して、キレイに選別する方法が素敵でした、まぁでもとても体が痒くなる動画でございました。

そういえばAlzforumに載っていたGSAPニュースを読んでました。
Imatinibという抗癌剤がAlzheimer病の病因因子Aβ42の産生を抑制し、その効果がGSAPと呼ばれるタンパク質により制御されるという報告がオリジナルなのですが、今回イマチニブを投与したがん患者、細胞系へのイマニチブの投与でAb42産生の減少は再現できないという論文について話題になってました。
もう実は、オリジナル論文を出した所しか結果を追試出来ないのですが、ネガティブデータだしてもNatureは載せてくれない、やや責任逃れを責めている風の記事でした。
Bexatororeneが効かないという論文のデータをサイエンス誌は載せたのがやはり公正なのかなぁと思います。
あまりにもウマすぎる話が良くCNSに出て来るのですが、なかなかそこまで単純には行かないのが現実みたい。