へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

胃が痛い頭が痛い・ゴシップにならないでほしい新発見

頭痛も大概なんですが、内臓痛も始末におえないなと思います。
週末から腸炎で寝込んでました。
寝込んでたというかトイレで暮らしてた、ウイルス性とはなんか違いそうな感じではあるんですけど。
3日ほぼ絶食でも結構何とかなるもんだなぁ、皮下脂肪の蓄えが効いているのか。
まぁこういう時、黙って耐えてるのも苦手なので、まいったよー病気だよ-とか言ってみたくなるたちです。
気遣いの言葉とか聞いても別に治るわけじゃないんですけど、ちょっと嬉しいですからね、気遣わられると。
ただ気をつけないと、相手に何かしてほしいと要求しているとも取られてしまうので(そうじゃないかというと、そりゃ微妙かなぁ、誰かにリンゴすりおろしてほしいのが今の気持ち)、相手との関係が大事なのかなぁと思います。
まぁ甘ったれな末っ子なんやなぁ。
久しぶりにプッチンプリンの偉大さに気がつくのでした。

まぁ体力無いし、あんまり書くこともないんだけど、STAPのニュースはちょい見してました。
いやぁ、最初これ話題にした時、二三年で重大なCorrectionが幾つかはいってもびっくりしないと書こうと思ってやめたんですが。
世の流れは早いね。
正直問題になっている画像については、捏造にしてはお粗末で、そこまでクリティカルなデータかなぁとも思うんで、全部嘘ってことはあるまいというのが、印象でしょうか。
当初報道されたほど、簡単でも、効率も良くないというのが事実だと思いますが、その事は、実はそこまでこの論文の重要性を下げるものでもありません。まぁ多分。
だれか、再現して欲しいなぁという気持ちをこめながら、Natureで指摘されている問題点を挙げると
○第一著者の過去論文に捏造画像があるとの指摘
○Nature論文の違うデータについて、同じ画像を加工したものがある。またFigure加工の面からは禁止されている電気泳動の融合画像があるようだ
○共同著者の一人Vacanti博士はプロトコールの開示を筆頭著者に丸投げしている(自分で出来るのか?)
○共同研究者は筆頭著者と異なる新しい環境でSTAP細胞の作成が再現できない
○筆頭著者の疑問に対する回答がない
○論文に記載されている生データのリンク先にデーターがない
○他ラボが再現に苦労している(でも条件は論文とかなり違う場合が多い)
まぁ、あるラボで出来ることが他のラボで出来ないってことは結構あって、筆者も思いもよらなかった、なにか別のスパイスが必要なのかもしれません。
どちらかと言うと、筆頭著者が積極的に議論に参加し、プロトコールを開示して何がクリティカルなのか見つける方向で話が進むといいなと思います。
STAP細胞の他ラボへの供与、動物の検証など情報開示が今後必要なのかなぁ。