へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

見えないことを言っちゃったノートが聞こえる・村岡花子のエッセイ・ダメなものはダメ・Pink1のユビキチンリン酸化は確からしい・長寿遺伝子Klothoと認知機能の関係

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まぁこんな話が多い昨今ですな。
実験ノートの一部とか公開されていたのを見ました。
うーん、えらく簡略されてるのは確かですな。
ポエム(?)は私も書いたことあるしなぁ、再現されなかった残念、とかいうニュアンスを書いた気がする。
実験条件を繰り返し使う場合はその旨書いて、省略することもあるっちゃあるのですが、怖いのは公開されたってことは、一番まともだったのがここだったって気がする事かなぁ。
何が狙いかわからないですが、弁護士さんが法律論的に、OさんがSTAP細胞ができていることを(Oct4の発現を確認!とか書いてるだけですが)確信している、故意では無いのだ、ということを強調したいのかなと思いました。
科学者的印象は悪いんですが・・・なんか法律が関わってきてしまうのも不純な気もします。
社会があって研究があるのですから、そう思うことは間違いかと思うのですが。
R研は再検討しないということですが、問題点は切り貼りだけでは無いのだから、もっと網羅的に検証しないといかんのでは無いでしょうか。
と言ってもこの事件に費用をかけるのも、まぁ無駄な気はします。

毎日見るってのが障害で、なかなか花子とアン、を視聴できないのですが、村岡花子自体は興味あります。
昔から慣らされたせいか、赤毛のアンでも、なかなか他の人の訳は読めません。
気になっていたエッセイ集もエイヤッと買ってしまいました。
となります。さて、題名の、腹心の友とは言わずと知れた赤毛のアンのダイアナですが、曲がり角のその先って聞いた覚えあるけどアン関連だっけ。
マシューが死んで大学行くの断念した時に出てきたかな
人生に思わぬ色々な岐路があって、その先が見えなくなることもあるんですが、毅然と歩いて行きたい、そんな気持ちの表現だった気もします。
エミリーブックの方かもしれん。
随分昔に読んで、やや赤毛のアンより重い気のする本ですが、もう一度読んでみるかなぁ。
エッセイの方は、淡々としてますが、筆者の生活は感じ取れます。
ドラマも見ていると、色々思う所も出て来るのかも。
まぁさっさと母親に送っちゃおうかと思いますが。

膝がずっと痛かったのですが、どうせ治らないし、ジョギングを再開しました。
かっこ良く言えば、違和感はあるのですが、走れないこともない。
新しいアイフォンのアプリで測って見ると、以前より大分遅くなりました。
GPSが変わったせいかなぁとも思います。

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すごく真剣なことでも、自由に言える年齢、若さってあるんだなぁって思う最近です。
いきなり何を?って感じですが、まぁ悩む事だってあるのです。
もう、なんて言うか大分売りが無いのもわかってるのです。後もないぞ
わびぬれば しひて忘れむと 思へども 夢といふものぞ 人頼めなる

しがない気分になって、後輩からもらった博士論文をパラパラっとめくってると、謝辞に私のことが絶賛してあって腰が抜けました。
人生の師っぽいこと書いてあるけど、大丈夫かなぁ、あいつ。
ガンダムとは結婚できなへんねんで。
まぁちょっと元気がでました。これから自分に自信なくなったらあれをチラッと見よう。
自分が自分のことを信じられなくても、他人が信じてくれる事が糧になったりするものです。
僕も誰かのそんな存在になりたいもんです。

論文書いていて、流れが悪くて、図の順番をとっかえひっかえしています
とにかく書いてしまえばいい気もするのですが、論理展開が説明しやすいかしにくいか、でスピードは変わる気もします。
実験も止めましたし、来週終わらせるつもりで頑張ろうかと。
まぁこれだけ迷うって所は、焦点が絞りきれていないってことでも有り、実験したい気分になるのですが。
と思った瞬間に色々仕事も入ったりします・・・


そういえば以前紹介した。Pink1とユビキチンリン酸化のお話、同様のお話がNatureに載っていました。
Vivo日本研究。いやVivaな。
面白いもので、独自っぽい研究でも、論文を出してみると、色々な研究グループが同時に同じような論文を出そうとしていたりします。
下地になる研究の流れからの、研究の発露って所は、思ったほど発想に変わりは無いのかもしれない
熱い分野ってことでもありますし、逆に言えば再現性の高い結果であるわけです。

ああ、面白いな。寿命因子が認知機能にも関わっているって論文がでています
Klotho、けっこうAlzheimer関連因子とも絡んできたりします。
今回の論文では人におけるKlothoの遺伝子多型は、心機能の障害を防ぐなど長寿に相関しているのですが、同様に認知機能も亢進し、加齢による低下を抑制するなど、ってなにそれ勝ち組やん。
先生、僕もKL-VS型になりたいです・・・
きんさんぎんさんの家族はこの遺伝子多型もってそうだなぁ。
再来週の論文紹介はこれで決まり。
割とロマンのある研究かな。