さて最近ブログを書く気になったのは何を隠そう、一個スマホゲームをやめたからである。
まぁあれは時間ばっかり食っていかん、毎日寝る前に１時間くらいポチポチしていたのだけど、病気で寝込んで何日か放置したら、もう開くのもおっくうになってしまうのであった。
できた時間をブログ書き、だれが喜ぶウサギさん、ってところで５０歩１００歩だが。
前に漫才を授業に取り入れるなんてこと書いて、ちょっとちょうしにのってるなぁと我ながら思ってしまった。
そうじゃなくて勉強しなきゃだめだろ、ということで、参考書のチェックと授業計画の練り直しをはじめるのであった。
まぁ教えるのが薬理で結構しんどいなぁって最初思ってたけど、これはなかなか見所のある学問で、ドラマがあって面白いと思う。
こんな本も買って仕込みも進めるのであった。
そういえば薬理学会のエデュケーター制度というのが、今後この学問を教えるのに重要になるらしい。
最近学会活動をサボってたので、ヒエーと思ったけど、学会がお墨付きをくれるわけだから、このながれは理解できる、ある意味学会ってそんな互助のためにあるともいえる。
評議員にならないといけないらしい、まぁあきらめて仕事するかなぁ。
ほかにも生理学等もエジュケーター制度をとっているなど、専門とお墨付きの流れは進みそうに思った。
今後はどんな専門性を獲得して、教員としての実績・評価を積むか、というところも、キャリアをアカデミックで積む上では必要となっていくのかもしれない。
研究だけで認められるのは突き抜けていないと難しく、弟子たちはちょっと考えろよ、と教育しないといけない。
ということで、せっせと大学教員育成のための教育番組を見せたりしていた。
昔は研究のことしか考えてなくて、先輩の金言は馬耳東風だったけど、さて。
これはなかなか面白かった（まだ終わってないけど）
そんなんあるんかいなって、知る人ぞ知るで、ジャンルというからには結構たくさんその筋の物語があったように思う、彩雲国以外あまり覚えていないけど。
実は小説のコミカライズで、漫画を４巻読んで結構事件が多い割には小説の一巻らしい。
正直なんとなくいろんな物語の原型がちらほら見えないことはないんだけど、なかなか主人公が魅力的に思えた。
小説も読んでみるかなぁ。
弟子が卒業旅行でシルクロードに行ってたのが帰ってきたら、悟りを開いていた（本人談）。
何じゃそりゃと思ったが、いそいそと実験を始めるのでまぁいいか。
なんでも壮大な風景を見て、世俗のことなどで心が揺らがないようになったらしい。
旅はちょっとうらやましい。
あまり一人でどこかに行こうという気になれない私。
うーん、でも死ぬ前には屋久島に行ってみたい。
サイエンスネタ、さて何かあったか。
たまにアルツハイマー系で論文が出てくるKlothoというタンパク質、今年も元気です。
時間だったかを司る運命の３女神の末の妹の名前を冠しているクロトだが老化に深く関わる因子で、骨代謝等にかかわる。
アルツハイマー病における病因因子アミロイドβの前駆体であるAPPはセクレターゼとよばれる酵素群にバチバチ切られてAβを産生するのだが、KlothoはAPPと同様に、α、β、γセクレターゼによる切断を受けるらしく、老化によりどうもCSF中のKlothoが減るらしい。
一時期からあまり追っかけてなかったタンパク質だけど、老化現象と関係する点はかなり面白い。
さて、Klothoのパートナーとしては、やはり骨代謝に関わるFGF23があげられるのだが、そのノックアウトはKlothoと同じく、認知機能障害が出るとか。
正確には、Klothoのノックアウトはもっとシナプス形成とかBroadなフェノタイプだが、FGF23KOは一見ほとんど変化がなくNeurogenesisiのマイナーな低下が見られるだけ？とか。
差し引けばFGF23のシグナルだけで認知機能低下を説明できる、というニュアンスか。
むむむ。まぁありなんだけど、腎障害と骨代謝に異常がでるとかあるなら、ちょっと解釈は難しいか。
