へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

衝撃の訪問者・エヴァりたい年頃・一歩手前・思うどおりに進まないけど楽しいゲノム編集・ALSは遺伝的要素強し

あ、ありのまま昨夜あったことを話すぜ・・・
更けゆく深夜、午前1時半くらいだったか、キンコンと玄関チャイムのなる音・・・
テレビの音が大きすぎたか、しかし、昔神経質な先輩の隣の部屋で暮らした影響で息を潜めるように生きるのに慣れた私、ヘッドホンしていたし。(先輩は死んだように静かという評を残し、上階のうるさいという後輩の部屋に突撃していった)
恐る恐る、インタホンにでた私、画面には不機嫌そうな女性
「あのー何でしょう・・・」
最期まで言わせずブチッと切れる画面、ボー然と残される私。
部屋間違えやがったなー
理不尽っぷりに怒りを覚える私でした、まぁ文句言いに下に降りる元気もない、寒いし。
起きてなかったら怒り100倍でしょうね。

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他人に言われるとグッときそう。
まぁ良くあの研究は考えたことあるとか書いちゃっていけないな、と思います。
嘘ってこともないんだけど、なんだかんだ自己顕示欲もどこかに有りそうですしね。
なんかそういう病気もあるからなぁ
心にしなければいけないのは、アイデアがある奴が偉いのではなくて、証明したり実現した奴が偉いのです。
環境が十全だったら出来たかも、ってのは言い訳で、環境を作るところまでが能力

さて論文も皆様の御蔭で、なんとか投稿直前までこぎつけたけど、まぁやっぱり穴はあるから、自分も共著者も不安はある。
最後に大先生のコメントをもらって、結構な安堵だった、だいぶ過程すっ飛ばしちゃって申し訳なく思っていたし。
もう足を向けて寝られないけど、何処向いて寝ればいいんだ、たって寝ればいいのか。
まぁさすがの修正力だ、本気でPCにインストールしたい。
したいけど、毎日どうかねっていわれるのも励みになりそうな、胃に穴が飽きそうな
さて、すぐ掲載の是非の返事は帰ってくると思うけど、あまりいい事ばっかり考えないで、ダメだった時の事を考えないと。

さて、いさんでCas9ベクターを遺伝子導入して、Puromycinを入れてみましたが・・・
どうもPuromycinの効き方には細胞によって大きく別れるみたいですな。
Puro 1mg/mlで試したんですがHela全滅、Neuro2A、BV2はあまり死なない、B2Cは死にきれなくて残ってる細胞多し。
論文を読むとN2aはPuro 5ug/ml位で使ってるし、結構当たり前な話しっぽい。
一般的な抗生物質使用濃度はLife technologiesのサイトを見るとわかったりします。
ちょいとうまくなかったので、一度至適抗生物質濃度を見て考えようと思います。
経験則的に、耐性が強い細胞では逆にうまく抗生物質耐性なクローンは取りにくいです。
マウス系はPuro取りにくい感じなので、それなら今作っているHyg耐性Vectorがうまくいくかもしれない。
Helaは低濃度にしてもう少し頑張る余地があるかな。
G418は即効性がないから論外、Puromycin耐性が効きにくいならプロモータごと入れ替えるくらいしないといけないかもしれない。
まぁとはいっても来週は実験止めていい加減色々すすめないと。
最近論文書いた書いたサギでイカンよ。
論文書いたってのは投稿したって時で十分な気がする。

HygroはIn fusionつかったら一発で入った。
これはいいものだから、キシリア様に届けようかと思ったくらいです。
もう分かる人のほうが少なくなったのか・・・
この前の論文みたいにタンデムにつないだ系を作るのにはIn fusionを使えばいいんじゃないかなと思います。
NickaseでTandemにつないで、近い領域二箇所を切るのがOff targetもでない効率的なやり方、という説もあるみたいですし。
Puroが動くならHyg+Puroみたいにやれるかもしれないですけどね。

本当は一倍体細胞、KMB4とかHAP-1とか使いたいですね。
染色体が一対しか無いから効率的。
海外から買えないことはないって事まで調べたけど、なんとなく税関のカベ、研究室のカベ(どこから予算?)とか考えたら面倒で、そこから調べてなかったりします。
T長あたりに訊いてみるかなぁ。
そこまで高くないのも事実だし、このへんで止まってしまうのが悪癖
Addgeneのスクリーニング用のCas9とか使うつもりなら、そこまでやらんといかん気がします
最初見た時魅力的に見えたけど、ウイルス使ったノックダウンライブラリ使うほうがスクリーニングにはたえるよなぁ。
やっぱりゲノム修飾は、以前よりは簡便になったとはいっても、スパスパはいるって考えると幻想。

さてALSは別名ルー・ゲーリック病と言われているわけですが、近年頭に衝撃が多かった場合ALS等神経変性疾患になりやすい(ルー・ゲーリックは激しくヘッドスライディングをしていたそうです)との報告もあり、環境因子が大きいのかなぁと思っていましたが、やっぱり戻ってくるのはGeneticsで、ALS関連因子のRisk Variantでなりやすさが決まるらしいです。
Riskがわかるなら、できるだけ頭への衝撃を防ぐようなストラテジをとる、抗炎症薬、が効くかどうかはまだわかりませんが、予防的な環境に身を置くなど出来るかもしれない。