へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

暑くてお金持ちに成れない・究極のシカゴ料理(和風)・免疫を新しくしたらADは改善する?

大分夏が近づいてまいりましたって気分にはなってきた。
ケチケチと蝉の鳴くなる。ホンマにカネがないんやで。
雨が明けた先にはどでかい入道雲が控えている。
ニュースを見ていてゲッとなったサイエンス(?)ネタとかあったりしたが、ゴシップは書かないと決めたのだ。
あったこともない人でも、知ってるヒトが転落すると肝が冷える。
金があっても人間曲がっちゃって良くないのかもしれないなぁ。
程々に成功したいっていうか、やはり病気を治してみたいって気持ちがあるけど、それならもっとギラギラ生きなきゃいけないのだろうか、でも自分のままでいられるのだろうか、ちょっと怖くなりますな。
偉くなったり、年をとったりするって、ヒトの気持ちがわかりにくくなるのと同義な気がするなぁ。
まぁヒトも僕の気持ちはわかってくれなくなってきたですが。

色々研究の話を聞いて、あ、これすれば面白いかも、とは思う。
これが結構魔の考察で、私はそれなりに面白い事は考えつくけど、実現性、実効性があるかは結構別の話。
どんだけ時間かけられるか、ってところはあるのだ。
自分のやりたい研究を予測して、それに沿った実験系を先取りして研究しなくてはいけない。

大分食生活の危機を覚えて、自炊生活にはいることにした。
わたしくらい豆腐料理を不健康に作れる人間はいない、焼き豆腐のシカゴ風味を久しぶりに作ってみた。
味醂・日本酒・醤油を1:1:1:で加え、豆板醤、鶏ガラスープのもと(味王)を二匙ほどくわえかき混ぜる。
ネギ、青唐辛子をザクザクに切って、ごま油で炒める。
水切りした木綿豆腐を大きめにざく切りして、炒める(本当は片栗粉を少しまぶす)
つくってたスープを加え、煮詰める。
最後にマヨネーズをたっぷり入れる。肉がなくてもこってり。
これをご飯にかけてトウフステーキ丼である。
どの辺にシカゴ要素があるか、シカゴでこればっかり作ってた思い出。
トウフとネギは簡単に手に入ったからなぁ。
醤油とマヨネーズ、豆板醤も近くのスーパーで買えたのです、ああ、なにもかも懐かしいわ。
溢れ出る塩分。長生きはできんな。

かなり長い時間、「うしおととら」の大人買いをしようかと迷ってしまった。
随分昔の漫画だけど、正しく少年漫画である。
入院した父親にすすめたら、退屈だったのかむさぼるようによんで、残りの巻買ってくれたりした。
晩年は漫画好きやったなぁ。
ガラスの仮面が好きだったが、僕ですら最終巻が読めるか不安だし。

さはサイエンスのさ、しは試練のし
いやサイエンスネタ、いるのだろうか、まぁサイエンスブログらしいしなぁ。
ネタ的には色々確保しているんだけど、自分でやるかもなぁと思うとなかなかあけっぴろげには出来ないものだ。
そういえば、処女の血を集めて若さを保つなんて昔話もあったもんだが、これがそれほど間違っていないのも困りモノではある。
最近の話では、若いネズミと年取ったネズミの血管に循環させることにより、認知記憶機能の改善効果などがあることも報告されている。
血液は言わずと知れた栄養のVehicleであるわけだけど、血液の細胞は免疫反応にも重要となる。
血液の中の何らかの若さ、に神経をのびのびさせる何かがあるということにはなる。
さて、今回ちら見した論文では、アルツハイマー病では脳内に存在する免疫細胞が疲弊しており、うまく機能していないという仮説のもと、2つの方法で骨髄由来のMonocyte(単球)を脳内に増やすという事をやっているようです。
①CD115を発現する骨髄由来Monocyteを若いマウスから集めてきて、尾静注
多発性硬化症の薬glatiramer acetateを投与して、血中モノサイトが脳内に浸潤しやすくする
という処理をADモデルマウスに行うと、①と②を合わせた形だと、よりAβ凝集が減り、認知機能が保たれるそうです。
すると血中の若いモノサイトが脳の若さを保つ秘訣になるんでしょうか。
CD33というアルツハイマー危険因子があるのですが、このADリリスク型でもCD33のMonocyteでの発現が減って、Aβ42の貪食能が下がったりするみたいなので、論文的には複数の知見の裏付けがあるといえる。
古典的にはAgedにならないとAbe-taへの反応性が出てこないって論文もあったけど、これはastrocyteだったかな。
うーむ免疫をもっと勉強しないと。