へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

夏休みが来た?・最後の抗体会社雑感③

やっと5年前からの案件が片付く。

任せたとか言われて、全くやる気のない交渉事を細々やっていたのだが、正直疲れた。

まぁあとは売り払うのみよ。

 

株は一時期結構額だけ儲かってたのだけど、スーッとトントンの状態まで戻ってしまった。

まぁめちゃくちゃ損でないだけマシかなぁ。

日本の会社の株はもうだめだなぁ。

お遊びで買ったテスラの株が5倍になっててちょっと笑ってしまった。

元手が1000円だしねぇ、10000円買うくらいの度胸があったら良かったのか。

その度胸があったら、大損してそうな気もする、まぁ基本儲ける人が少ないのが、市場というものかもしれない。

 

休みに向けてどんどん培養細胞が閉められていく。

でも基本的にはO県に閉じ込められることが決定している彼ら。

どないするん?ってきいたら、論文書きます、と白いかおをして答える強者もいる。

時間はどんどん過ぎていき、そういえばそろそろ卒業も考えて動かねばならないのだ。

 

抗体会社、最後に日本の会社

MBL

老舗、だけど余り使うことがあまりない、なんでだろう。

蛍光タグのほうが結構印象的かな。

オートファジー抗体がよく揃ってる(はず)。

ただハマる抗体があれば、割安な物も多いので探してみる価値はある。

なんかMBLのこだわり、みたいなのがあって、ニッチな抗体が多いのだけど、微妙にそれが私のやる分野にかぶってない印象。

 

IBL

ここは僕の分野ともろかぶり、アルツハイマー病とか神経変性疾患に関する抗体が多い。

いくつかの抗体のモニターをやった事もあった(別に内緒にしてたわけじゃないけどボスに話してなかったので、ちょっと怒られたりした。)

顔見知りの社員の方もいるので(いたので?)、思い入れはある。

最近は糖尿病の方に新製品が多く出ているので、やや神経系は控えめにしているのかも。

とにかくAβ認識抗体82E1を使いまくっている。不思議なくらい他の抗体より反応性が良い抗体。

 

富士フィルム和光

自社作成の取り扱い抗体は多くはないが、Amyloidβ抗体、ELISAが充実しており、結構使う会社。

タグ抗体が結構充実しており、安い(うーんものによってはちょっと感度弱い気もするが)

キャンペーンも多いので安いとき狙いではある。

 

日本の会社じゃないけど、最近Bioradも使用頻度が上がってきた

Biorad

電気泳動とかPCRとかのほうが有名かも。

ちなみにThermal cyclerの各社デモをやったことがあったが、Bioradのが一番扱いやすくて好きだった。

セロテックという昔の定番抗体メーカーを買い取って、最近抗体もたくさん売り出している。

https://www.bio-rad.com/ja-jp/category/antibodies?ID=N8TRV715

昔からよく使われていた抗体も多く、種類も充実しているので、キャンペーンなどでうまくハマれば探してみてもいい会社ではある。

個人的には蛍光標識したαTubilinのFab抗体を好んで使っている。

検出機器に蛍光の認識ができるなら、うまく組み合わせると同時にHousekeepingと目的タンパク質を見るのが可能。

化学発光よりシグナルは弱めになるが、むしろそっちのほうが量的に揃って見えることも多い。

Protein G Conjugated Magnetic beadsなども結構安め。