へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

しゃべるのは好きだが、なかなか発表は難しい

学会発表終了

以下うつうつっと考えてしまうことを書くのである。だいたい悲観的

はー地面に埋もれてしまいたい。。

練習して臨んだし、まぁ別にとちったりもしなかった。

けど、なんだろう、毎回感じる、はー興味持ってもらえなかったかなぁという、暖簾に腕押し、糠に釘的な失望感が強い。

構成が悪かったかなぁ、化合物持ってる人に興味を持ってもらいたくて、だいぶ噛み砕いたスライドにしてみたけど、聞いている層が違う気もした。

もう少し持ち時間が欲しいなぁとも思うが、あったらあったでデータ提示に苦労するのかもしれない。

質問が出て、思わず臨床応用について議論してしまったけど、今のデータでそこまで議論するのも増上慢な気はして、ちょっと自己嫌悪に陥ってしまった、難しい。

ずっとどんな薬物がアルツハイマーに適用できるのか、というシミュレーション(妄想)してるのだけど、システム上どうしようもない所もあるがアルツハイマー病を作用点を絞って治験するという、点で捉える考え方がもう難しいのだと思う。

実際には、アミロイド仮説の他にタウが蓄積したり、慢性炎症が起こったり、複雑な病態の発症が起こっており、それらを線で捉える必要があるんじゃないかなぁ。

とにかくまがりなりにもアデュカヌマブでアミロイド仮説の突破口が作られたということになるはずで、ここにどんな薬物を更に乗せれば効果的に治療ができるのか、という研究がしてみたい。

そこにどんな薬が乗るかというと、論理的には自分の研究している分野は抗体療法とかぶってしまうから当てはまらぬとなって、むむ、この主張はできにくい、とまで考え始めるから議論のはぎれは悪くなってしまう。

まぁそこまで気にするから、すぐ議論が迷走するのか。

言い訳はあって、いくつかの病的なシグナルに対して同時に抑えていくという治療を考えるためには、これからの薬物は一つのことがとても強くできる薬物よりは、多標的性をもたせるべきではないか?という気がする。

自分のやってる研究は多標的なものを作れる可能性があるから、そこをもっと主張できる構成にすればよかったかもしれない。

けど、まぁお金がどんだけかかるものやら、できないことをやりたいというのも自己嫌悪ではある。

という、できること、できないことを色々物思うところが、学会の意義かもしれない。

はーでも興味持ってくれる企業とかが欲しいわ。マイナー感が強い。

講演のやりかたも、もうちょっと研究したほうがいいかなぁ、ああいう喋り方しかできない気はするけど、他の人はもっと落ち着いてやってる気がするし。