へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ある攻防・論文改稿終了・スカイイノシトールふたたび?

まずいなぁとおもうこの頃
有る先週の昼下がりにかかってきた電話に端を発する。
なにか保険の話をしたい等かかってきて、てっきり学校内部の機関からの話と思ってOKする。
マンション信託でした。
なんかわかってないところから話を進められて、仕組みがついつい面白くなって質問とかしてしまい、ついパンフを受け取る。
まずいのは、営業が結構話のうまいお嬢さん。
おおう、情けないが後手後手。
昔セールスレディーにうまく指輪を買わされた後輩とか笑えないや
次の日にはなんか具体的な話を持ってこられて、やばい、これはちょっとヤバイぞ
当たり前だが、話を聞いているとそんなに悪くないように思えてくる、まぁマンション投資するヒトの気持ちもわからないではないのだ。現状で積み立て年金入ってもたかがしれてるしなぁ。
仕組みとしては頭金1割払って、後は店子に借りてもらい、家賃収入が8万五千円で、月々のローンが9万五千円とすれば、月々一万円を35年くらい払い続けるとマンションが手に入るらしい。その後は煮ても焼いても自由
死んだら保険で遺族に丸々マンションが残るそうな。
相手がうまいなぁと思うのは,何故駄目なのか?と言うところを相手からうまく引き出して、これこれでクリアできました、もう障害有りませんね♪
といわれると、そうかやらなきゃ駄目か!という雰囲気になってしまうのだ。
しかし、とにかくほんまやりたないねん
もうこれで押し切ろう。いま集中したいのは財テクではない。
払おうと思えば払えるのが魔性の罠だなぁ。

金曜日は学校の同僚会があって痛飲。次の日頭痛いッス。
カラオケなんて久しぶりでしたわ。
でも同じような立場の人達と話すのは楽しいです。

そう言えばRetraction watchをみていたら、自分も顔を知っている某有名研究者の顔つきで記事が載っていて、うすら寒い思いです。ちょっとどうかと思ったけど、思ったけどこれが正しいんだろうか・・・

やっと、元研究室の最後の論文の改稿を行い、やや心は晴れ晴れ。
(といってもDIscussionのひねりをしなければならないのだが)
速報誌に出そうと思って、5700字を4700字まで(単語か)詰めたら、かえって論旨ははっきりし、読みやすくなった気がする。
とかくわかって欲しいと言う気持ちは文章を長くするが、多くの場合必要なかったりする。
γセクレターゼがγセクレターゼの基質を切るとき、γセクレターゼの脂質結合ドメインと脂質の相互作用がγセクレターゼの活性部位の構造を変化させ、γセクレターゼとγセクレターゼ基質の結合強度を変化させγセクレターゼ基質のγセクレターゼによる切断部位をモジュレートする。
うざい、人民の人民による人民のためのくらい、うざい

まぁ、でも最初に書くと大体上のような書き方になってしまうんだよなぁ。
自分の論文の書き方は、
Janeで論文の当たりをつける(大笑い)
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このソフトウエアは、論文執筆者にとっては自分のやっていることに興味を持ってくれそうなJournalをキーワードから探してくれるのと、雑誌編集者にとっては、Reviewをやってくれそうな科学者を捜すのに役立つ
試しに自分の書いている論文のAbstをいれてぽんと検索
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JBC猫まっしぐらなんですが-、悪いけど薬学会雑誌ネタではないです-(危険発言)

②投稿規定を読む、このサイトでも調べられるが、結構コロコロかわるので、ちゃんと調べた方が良い

③書く
最初に結論の要旨を書く
Figureを並べる
それぞれのエレメントを各段落に抜き書きする、書きにくかったら、Figureの順番を変更
組み立てた流れに沿う引用文献があるか探す、無ければ自分で実験しなくてはいけない
とりあえず使えそうな引用文献をとにかく並べる、思いついて別の実験をしたりする羽目にもなる
文章にする、英語を書くのは苦痛だけど、一日少しずつでも毎日書いていると、あるひ開眼したと錯覚してスピードだけは速くなる。しかし実際は上のような文章である。
最後にDiscussionを書く、辛い。もうそれは色々書きたいことあるのだが、その欲求に従っているとカオスである
校閲を繰り返す、正解はばっさり切っていくことらしい。とにかく統一性をだすβAPPなのかAPPなのか?とか
たまに文章の主語の順番を毎日入れ替え直していることに気付く。
受動態と能動態どっちがCooooooooolなんですか?そんなことはどうでも良かったりする。
もう少し効率的に書けないだろうか・・・
そしてヒトに見せる、おおう赤字の山よ・・・
今までの校閲は何のために?みらいのためさ・・・
わかものに上の言葉を捧げます。まぁ納得いくまでがんばるべきでしょう。
ケアレスミスがあるとやっぱり恥ずかしいですし・・・

そういえば、最近では一番のFax Figureを掲げた論文を見つけてしまった・・・
ピンぼけピンぼけ、アンド ピンぼけ
もう読む気無くします。もっとがんばれよ!
いい加減なFigureは本人のためにも、読者のためにも良くないです・・・

Alzforumを覗いていたら、ストックホルム創薬シンポみたいなのやってたみたい。
スカイイノシトールの話が面白かったかなぁ
これは落日のElan社が推し進めていたプロジェクトの一つで、スカイイノシトールという分子がアミロイドβ凝集を溶かすということから臨床開発が進められてきたが、かなり副作用がでてやめたんだっけ?
しかし面白いことに高用量では副作用が出るが、低用量ではアミロイドβと関係無しで、精神症状に良い影響がある事がわかってきて、世の中わからんもんだなぁと思うのでした。
ちょっと分子機構までわかっていませんが、どうもスカイイノシトールにより、精神症状に言い影響があるというミオイノシトールが増え、脳の浸透圧を調節するのだという、なんか超理論。わかりませんえん