こいつらの一緒に入られる時間も短い、そんな暗示で
なんか右に行くにつれて薄くなってるねこの犬達。
さて七夕も近づく八十八夜(違う)、商店街に笹の葉さらさら、軒端に揺れる。
人々の願いのこもった短冊が揺れるのです。どれどれ。
「お父さんの病気が治りますように」
う、うむ、頼む彦星(なんですかね)頑張ってくれ。頼むから。
「消費税増税反対」
重い重い、この笹しなってるんだけど。
むかしパルミトイル化というタンパク質の脂質修飾を研究してました。
アルツハイマー病に関わる酵素の多くはパルミトイル化されていて、AD患者脳内で蓄積するアミロイドベータを産生する律速酵素βセクレターゼ、γセクレターゼもパルミトイル化されています。パルミトイル化という脂質修飾を受けると、脂質ラフトと呼ばれる、細胞膜のマイクロドメインに局在しやすくなります。
つまり、基質もこのマイクロドメインに局在するようになれば、こうそと出会う確率は高くなるので、アミロイドベータがたくさん出てくることになります。
あまり基質の方についてはパルミトイル化されるかどうか検討されてきてなかったのですが、今回APPもパルミトイル化されるという報告がJ Neurosciで掲載されていました、うそだろーワイルドすぎるぜ(古い古い)。
まぁ今までやらなかったのは(必然的に自分がやらなかったのはって話になるけど)、このパルミトイル化の酵素活性部位は普通細胞質領域に存在し、APPの細胞質側にはちょうどいいパルミトイル化部位がなかったから。
ところが驚天動地(大げさ)の新事実でルーメン側でAPPはパルミトイル化を受けるとか。
まぁ細かいとこ言い出すときりないけど、正直良くJ Neurosci通ったね、これ。
いや面白いんだけど、面白すぎて、結構突っ込みどころ多いので。
データはパルミトイルかでなくても説明できるし、パルミトイル化酵素の候補として上げてるDHHC-7、DHHC-21だって細胞質で働くはずだしなぁ、説明つかない所都合よく解釈し過ぎな気が。
ほとんど過剰発現系の系だしなぁ、Neuro2Aとか使えばいいのに
元ボスが変な論文引用されて怒ってそうだなぁ。
いやー個人的には無いわ、パルミトイル化の責任酵素が取れたらまた読んでくれたまえ(何様)